例えばですね。
ネクタイを締めたときに、あまり香ったことのない柔軟剤の匂いがするわけです。
それでですね、あなたっていう人を理解するんです。
目の前にいなくても、自分の中にいる、あなた。
それは、口癖が移ったこととか、
街にある可愛い手袋が似合うかとか考えることとか、
自分の意識の中に、あなたはいるんです。
あなたを思うこと。
あなたに祈ること。
それが、自分の中で幸せであることと気づきました。
順位とか、記録とか。
そういうものに喜ぶことも好きなのですが、
数値で計ることの出来ないこの「想い」というものは、
どれだけの量でも、どんな色でも、形でも。
私に幸せというものを教えてくれるのです。
不思議なんですよ、この想いというのは。
上書きすることが出来るんですけど、消えることはないんです。
形はないのですが、感じることはできるんです。
悲しい涙を、一瞬でうれし涙に変えられるんです。
不思議でしょう?
いくらあっても、足りないし、いくらっても、多すぎるし。
僕が持っている大切なものは、言葉にするとこういうもの。
でも、誰だって持っている、ありふれたものなんだと思います。
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対して、目に見えない大切なものを書きました(ことば1に対して)
お金がなければ生きていけない。食べないと、何か持っていないと。
確かにそうなんだけど、それ以外に生きる喜びっていうものもあって。
優しくあれるよう、この言葉を送ります。
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