さて、この章では具体的な霊界のお話をして参りましょう。
ただ、こちらでは、「霊界がどんな場所か」ということよりも、どんな「システム」になっているか、
ということに焦点を当ててお話をして参りますね。
まず、お話しないといけないこととして、皆様は「パラレルワールド」や「並行世界」という言葉を
知っておりますか。
「生きている中で、選択を迫られた結果。自分が選択しなかった側の選択肢を進んだ世界」のことを指し示します。
例えば飛行機に乗っていて、機内食を「和食にしますか、洋食にしますか」という選択をキャビンアテンダントさんに迫られたときに、その時は「和食」を選んだとしましょう。
この場合の「パラレルワールド」は「洋食を選んだ世界」になります。
もしかしたら、初めての料理に驚くことになっていたかもしれませんね。
霊界には、
「このまま自分が大きな変化を起こさず、毎日を過ごした場合、これからどうなるかの情報」
も
「何か新しい行動を起こして、これからにどのような変化をもたらすかの情報」
もあります。
つまり、選択をされないパラレルワールドの情報も霊界にはある、ということですね。
「霊界=情報があるだけの場所、ではない」ので、霊界で人生について様々な情報がある場所を、便宜的に「図書館」と呼ぶことにします。
この図書館には、「それぞれの人が、今までどのような人生を歩んできたか」を記載した、「それぞれの人生を書いた過去・現在の本」というのがあり、そして「その先に続く、未来の本」というのも各々ために準備されてます。
しかし、一つ違うのは「その先に続く、未来の本」というのは、一冊ではありません。
「未来の本」は自分で選ぶことができるのです。
私は皆様に今まで、様々な場所で「未来を変えることができる」という話をしてきてるのですが、上記の例えで表すとすれば「誰でも未来の本を選ぶことができる」ということにになります。
さて、この図書館。
利用することは誰でもできますが、現世にいる私達は霊界にはいけないので、その図書館に入ることができません。そのため、誰かに「本を取ってきて貰うか、本の内容を教えて頂かないと」いけません。
そのご協力をして頂けるのか、主に「守護霊」です。
「守護霊」は前の章で説明をしましたが、「ある特定人物の幸せを願い存在」です。
基本的には、守護されている方がお願いをすれば、幸せに協力をしてくれる守護霊は喜んで図書館に行ってくれますが、お願いした当人の幸せに結びつかないのであれば、図書館まで行ってくれないこともあります。
ですので「未来の本に、来週の競馬の結果が書いてあるはずだ!守護霊さま!教えてくれ!」とお願いをしても、守護霊が「それはあなたの幸せに繋がらない」と判断すれば、何も教えてくれません。
お察しの良い方はお気づきかと思いますが、これが「チャネリング」の原点です。
「チャネリング」とは、「チャネル(道)を開き、過去や現在、未来を分析し、知ること」です。私がチャネリングをする場合も、基本的には「守護霊」に声をかけ、相談をします。
「あの方の幸せに繋がるメッセージを送りたいのだけど、原因を突き詰めるために、過去や現在について教えて頂けないでしょうか」とお話をして、様々な情報を頂く、という流れでご相談者の分析を行います。
しかし、様々な情報を頂いた際に、他の方から
「ちょっと待って。その図書館からの情報は伝えて欲しくないし」、それ以上詳しくは教えられないよ」
と言われることもあります。そのようなメッセージを送ってくるのは、「ご相談者様の守護霊」です。
守護霊は各々の守護する方の幸せを守ろうとするためです。
図書館には様々な情報があるので、「目に見えない方(守護霊など)」が非常に慎重に扱っています。
ですから、「霊能者はエネルギーワークを通じて、何でも知ることができる」ということはありません。
何故なら、上記の通り、「情報を得るためには、いろんな目に見えない存在の承認を得る必要があるから。」
です。
話は変わりますが、この図書館には、過去の方々の人生も格納されております。
もし、「サッカーの神様!僕はフリーキックをうまくなりたいから、是非ともその力を下さい」と祈ることがあるならば、守護霊が過去のサッカーの偉人の人生を見に行き、何かサッカーがうまくなるきっかけをくれるかもしれません。
でも、それは、守護霊から見て「サッカーがうまくなるきっかけを、この人に渡してこの人が幸せに近づくな」と判断をしたときだけです。ですので、「なんだよ!祈ったのに、何も変わらないじゃないか!神様め!」とかと思わないよにしましょうね。
これについては、「願いの叶え方と努力」ということで、後でまとめたいと思います。
さて、まずは図書館の存在について説明をさせて頂きました。
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