美しさ。
人の外見を褒める言葉であるように思われますが、美しさはそれだけではありません。
美しさは、人の所作から感じ取ることもできます。
元より、日本の文化では「あるものを如何に美しく見せるか」というのを突き詰める傾向がございました。
例えば華道では、同じ花でも飾り方(いけ方)によって、その印象ががらりと変わる為、昔から空間の使い方を綿密に教えていたりします。
また、それだけではなく季節毎の調和や、生物としての在るべき形を意識した作品も多くあります。
同じ「花」でも、見せ方によって、受け取り方は違う。これは日本舞踊でも、茶道でも同じで、「そこに在るものを如何に美しく飾り(演じ)、そしてそれを如何に味わうか」ということが共通して突き詰められております。
(私は素人なので、詳しい方から是非ともコメント頂けたら、と思っております)
さて、日々の中の美しさについてお話ししましょう。
もちろん、生まれ持った外見というものは、美しさを定める中で非常に大きな割合を占めますが、それと同じように所作というのも非常に重要な部分を担っております。
例えば「笑顔」。心から幸せそうな笑い方をする人は、それだけで周りの人々を引きつけていきます。
映画「アリス・イン・ワンダーランド」の白の女王役のアン・ハサウェイさんは、劇中で素敵な笑顔を見せており、その役の気品さを表しております。唇に注目のいくようなメイクも相まって、非常に強い存在感を示していますので、是非ともご覧になってみて下さいね。
他にも、立ち振る舞いで美しさを生み出すこともございます。
街で美しいと感じる人を探して観察してみて下さい。(おっと、そんなにじろじろ見たら失礼ですよ?)皆さん、ゆっくり、静かに歩いていないですか?神経質に速足で歩く人は、心の余裕を失うといいます。心の余裕を失うと、顔にイライラが現れしまうだけではなく、高圧的に取られてしまいがちです。
実は、心の余裕がないときには、人から放たれる波動も、非常に攻撃的になってしまい、他の人を遠ざけてしまうのです。
ですので、立ち振る舞いについては、人を寄せ付けられるような、「余裕」を持って行動しましょう。その雰囲気が周りに対して、洗練された美しさを印象づけることになります。
素敵な服を着て、綺麗なお化粧をしたとき。そんなときは、最後のアクセサリーに所作を身につけてみて下さいませ。
そして、もし、外見にあまり手をかけられなかった時でも。とても大きなアクセサリーの所作を、是非とも意識してみて下さいね。
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