私が「伝える側」ではなく、「感じる側」として日常を記す
それが、カテゴリー:「すいこう いん まいまいんど」
個人的な感想であるのは確かなんだけど。
最近の人というのは「インスタントなもの」が好きなんだと思う。
「すぐに仲良くなれて」、「すぐに結果が出て」…
みたいな。そういうもの。
あ、ちなみに私はインスタントラーメン好きです。
夢を叶えたい人、幸せになりたい人。
そういった人が沢山いるのは知っている…もちろん私もその中の一人。
ただ…多くの人が自分が求めているものを「インスタント」に手にしようとしているのは…最近どうなのかなと感じるようになってきた。
「お金を払えば、売り上げが確保できるプランを買う」
「人からのアドバイスを無視し、手っ取り早く結果が出ることを探す」
そんな話を最近聞くようになった。
じゃあ聞くけど。
そういった「インスタント」な手法で夢や幸せを成就させようとして、成功した人はいるのかい?
歴史上にそういった「手軽さ」を優先して上手くいった人は?
おそらくそんな人は殆どいないと思う。
イチロー選手も大谷選手も。ずっと昔から成功する方法を自分なりに模索してきたし。
藤井棋士も、羽生棋士もすごい長い時間詰将棋などと向き合ってきている。
「そんなの、本当にトップ層だけの話だから…別に私はそんな大成功をしようだなんて思ってないし」
もしそう考えている人がいるなら、考えを改めて欲しいと思う。
彼らは人一倍…いや、人の数倍努力をして、蓄積をして今の成果を上げているのだ。
それでもスランプに陥ったり、新しい世代に追い抜かれたりする…つまり、それぐらいの努力をしても「絶対の安定」というのは訪れていない。
でも、そうやって走り続ける…努力し続けるのが楽しいのもあるから、彼らトップランナーは努力している…というのもあるかもしれないけど。
話を元に戻そう。
あれだけ努力をしている人たちですら、完全なる夢への達成というのはできていない。
だったら、小さな夢や幸せを願う人であっても、それなりの努力をしないことには望むものを手にできないのではないだろうか?
別に「つらくなるまで頑張って」とは言っていない。
ただ「これさえやれば夢が叶う・幸せになれる」というものに、踊らされないで欲しい。
話は少し変わるけど。
今の自分を成り立たせているものというものはどんなものがあるかな?
それは過去の習慣であったり。
今も大切にしてくれるパートナーであったり、友達だったり。
そういう自分の中に「長く携わってきたもの」なのではないかなと思う。
もちろんすべてがすべて…という訳ではないけど。
「今」を作っているのが、「過去」であることを知って欲しいなと最近思う。
あと、最近の世の中はすごく「甘い言葉」が増えていると思う。
スマートフォンを使っていれば、何かの機会に広告が入り、「これをするだけで毎月簡単に稼げますよ」みたいな言葉が簡単に目に入る。
別に、それ自体は悪いことじゃない。
でも、きちんとそれが「自分にとって必要なことか」を判断し、自分の夢や幸せのためになるものかを考えて判断することは「絶対に必要」だと思う。
しかしながら、現実は。
「今まで大切にしてくれた人の言葉を無視し、流れてくる『甘い言葉』に乗る」という人が多いように見受けられる。
それで失った「自分をずっと作り上げてくれた人」というのは、失えば同じようには戻ってこないもので。
そして、新しい「甘い言葉」は自分を守ってくれやしない。
そういった情勢を加速させる最近の風潮として「自分を否定する人の話は聞かなくていい」というものがある。
正直私は、その言葉は「言葉足らず」だと思う。
「自分のことを考えてくれない、自分を否定する人の話は聞かなくていい」のであって、熱量を持って指摘してくれる人の言葉は、きちんと聞くべきだと思う。
そうじゃないと、上記で話した「甘い言葉」しか受け入れられなくなると思う。
きちんと「相手が何を思って話をしてるか」を知る力が必要だし、相手を見ることが必要だ。
今まで書いてきたことを一言でまとめるなら、今の時代こそ「自分で考え、自分で道を切り開くこと」が必要だと思う。
そして、その道を補正するためには「今までの自分を作ってくれた人の言葉や、経験」を大事にするべきだと思う。
かの成功哲学をまとめたナポレオン・ヒルさんも「悪魔を出し抜け!」でそう言っている。
「今行っていること・大切にしていること」が、本当に自分の夢を叶え、幸せにするのかもう一度考えてみて欲しい。
あとで「甘い言葉に乗っていたら、何も残らなかった」と嘆く前に。
コメント