私が「伝える側」ではなく、「感じる側」として日常を記す
それが、カテゴリー:「すいこう いん まいまいんど」
とにかく今回の記事を書くにあたり…題名をどうすればいいのかを非常に悩んだ。
Instagramでオラクルカードとかタロットカードの投稿を行っている人はたくさんいるんだけど、別にそれを否定するわけではなくて…
ただ、「その投稿だと意図している投稿になっていないよな…」と感じることがあったので、まとめようと思ったのだ。
今回は「マーケティング」の話も少しいれてお話をしていきたいと思います。
その投稿は何を意図したもの?
さて、改めて。
今、Instagramにおいて。
オラクルカードやタロットカードを引き、その結果を解説したり、「今日この投稿が目に入った人は、こういう運命かもしれません!」みたいな記事を書いている人がたくさんいる。
カードの見せ方を工夫したり、きれいな布を使ったり。
あとは選択式にして、その後に回答を載せるような…「仮想カードリーディング体験」みたいなものを行っている人もたくさんいる。
きっと、何かを目指して行っているのだと思う。
カードリーディングが楽しくて、その「楽しさ」を共有したい人。
カードのそのものの素晴らしさを広めたい人。
自分で引いたカードに対する読解をメモや日記的に残している人。
様々な人がいる。どれも素晴らしいと思う。
ただもし…
「自分が占い師やカードリーダーとして生きてて、集客をするために行っている」のなら、ちょっと待って欲しい。
聞いてほしいことがある。
売り込みの対象はあなたではなく…
きっと「Instagramでカードリーディング結果を投稿し、集客をしよう」という人はこういう考えを持っているはず…である(間違っていたらすみません)。
「自分がカードリーディングをした結果を広く拡散することで、『この人の話を聞きたい』という人が出てきて、きっと集客に結びつくはずだ」と。
でも私はマーケティングの観点から見ると、それは難しいことなのじゃないかなと思っている。
その理由を説明しよう。
ちょっと、想像してみて欲しい。
あなたが、たまたま通販番組を見ていたときに、
「レンジで簡単!本格プロの味!この器を使えば誰でも蒸し料理ができる!」
という商品が出てきたとする。
小籠包もこの通り!蒸し野菜も簡単!…バーニャカウダ食べたいな(関係ありません)。
そういったデモンストレーションを見たとき、思うことは次のどちらだろうか?
- 「あ~すごい~あの紹介している人に料理を頼みたいな~」
- 「あ~すごい~あの蒸し器ほしいなぁ~」
多分、2番の選択肢を選ぶ人が多いと思う。
まぁ、こういった通販番組では「いかに簡単か」をアピールすることもあって、「限られた人しか使用できない」といった価値を売り込むことは殆どしていないんだけど。
とにかく、その商品の素晴らしさをアピールしているのだから、その商品が欲しくなるはずだ。
「何を馬鹿げたことを…そんな通販の話なんて、当然のことじゃない!」
そう思われる人もいるだろう。
だが、しかし、Instagram投稿の話に戻って欲しい。
多くの人が行っている「Instagram投稿による集客」というのは「オラクルカードやタロットカード販売の集客」になっていないだろうか?
もし、紹介している「オラクルカード」や「タロットカード」が、紹介している人しか使用できないのであれば、「カードを使いたいというニーズ」=「紹介している人に頼むこと」になるのだが…
御存知の通り、その正確性や応用力に差が出る可能性はあるものの、カードというのは誰でも使うことができる。
つまり、「カードの魅力を伝えること」=「紹介している人の集客」にはなりにくいのだ。
集客を…ものを納得して買ってもらうには
では、「カードリーディング投稿」を使って集客をしたい人はどういったことを投稿すればいいのか。
それは「その人に頼みたい」と思わせるような独自性だ。
これをマーケティング用語でUSP(ユニーク・セリング・プロポジション)という。
…いきなり難しい言葉を出したんですけど、簡単にいうと…
「その人が他の人より優れている面」をアピールすることが大切、ということである(簡単に言おう)。
例えば…
- カードに対する理解が深い。タロットの歴史を知っている。同じ作者が作った他のオラクルをもっている。
- 出てくる神様や精霊がどういったものか説明することができる。
- カードが表しているメッセージがどうしてそういうことを示しているか、理解することができる。
みたいなことが具体的な「強み」になるだろう。
なので、これから「Instagramでカードリーディング投稿を行い、集客を行う人」は、投稿に「自分の強みを表現すること」を意識すればいい。
これから意識してみて試してほしいなと思う。
(もしここらへんのマーケティング…つまり、売れる仕組みを知りたいと思う人がいるのなら、以下の本を読んでみてほしいと思う。少し難しいけどね。)
さいごに
いやーちょっと専門的な言葉も使ったけど、うまくまとめることができたなー。
ん?
「売るべき自分の強みがわからない」?
「自分には強みなんてない」?
そういうときはどうすればいいのだろうか。
結論を伝えよう。
それは強みを増やすことである…本当に単純な答えになってしまうのだけど。
例えば、カードリーディングの勉強をするとか。様々なスプレットを覚えるとか。経験を積むとか。
そういったものを行えばいい。
…ただ、そんなことをしなくても強みを備える方法が実はある。
それは、「自分の強み」に気づくことである。
今まで長い時間を生きてきたのだから、必ずどこかに強みがあり。
そして人がしていない経験をしてきているはず。
それを最大限に活かせば「独自性」というものを打ち出すことができるはずだと思う。
これは本当に集客とかそういうのではないんだけど…
自分の「通信講座」では、この「術者それぞれの強み」というのを一緒に探す作業を全員とやる。
「占い」や「スピリチュアル」から飛び出し、「人としての強み」を見つけ出し「独自性」を打ち出すのだ。
…リクエストがあればブログで取り上げます…講座を取っている人が損をしないレベルで。
とにかく。
自分の強みを活かして、Instagram投稿を作れるようになってくれたら…これ以上のことはない。
おまけクイズ
「Instagramでカードの素晴らしさを伝えるカードリーディング投稿」をすることでは、投稿者の素晴らしさを伝えることが難しい。
でも、こういった投稿をすることで非常に喜ぶ人がいる。それは誰でしょう?
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