毎日を過ごす中で、希望が持てない時。
誰だってそういうことはあると思います。そしてそんな時は目に見えるもの全てがどうにでもよくなって見えてしまったり、自分を苛つかせるものに見えたり。とにかく辛くなるものだなと思います。
そんな時には、正直な話、是非ともご相談をして欲しいと思います。けれども、お金がないとか他にもいろんな理由で相談をできない場合があると思うので、そういった方向けに今日は記事を書きます。
まず、何故相談をして欲しいかということですね。
状況が苦しい時というのは大きく分けて二つに分けられる訳です。
- このまま何もしなくても、時間と共に物事が解決し良い方向に進んでいく場合
- このままだと問題解決ができない、もしくは、問題解決に時間がかかり、何か対処をした方がいい場合
まずは、今置かれている状況を判断し、どちらかなのかを冷静に分析しないといけません。
どうしても絶望の淵に立たされたような時には、後者のように感じてしまうときもありますが、実際には前者のときもあります。
また、さらに、「何をしても希望など持てない」と考えがちなところもあり、とにかく冷静に判断するのが難しかったりするものです。
そんなときには、私のようなスピリチュアルな人や占いができる人でもいいですが、まず「第三者に相談しましょう」。
友達に話すとかでもよいです。大切なのは、相談して客観的に見てもらうことなので、必ずしも相談して貰ったアドバイスが有用かどうかは大切ではありません(もちろん、有用なアドバイスの方がいいんですけどね)。
絶望の中に自分がいる、と思ってしまうと、そこから抜ける気力も、希望も湧かないため全ての判断に悲観しがちになってしまいます。
もしかしたら、抜本的に解決する方法があるかもしれない、でもそれを信じられない。そういったケースも沢山あるのです。
ですから、まずは問題の中心が何なのか…例えるなら泥つきの野菜の泥を流すように、整理をする時間を作りましょう。
その時には是非とも第三者に手伝って貰いましょう。まず、これからです。
問題を整理した結果、「とにかく今が辛いだけ。乗り越えればきっと何とかなる」となった時には、その辛い時期の乗り越え方を考えましょう。
きっと、今は希望が持てず前向きになれない状態だと思いますので、それを前向きな思考に変えていきつつ、無理をしないことが大切だと思います。
といっても、急に「前向きになれ」と言われても普通には難しい。そのため、まずは後ろ向きな考えを0に戻すお勧めの方法を紹介します。
所謂「瞑想」や「マインドフルネス」なのですが、知らない方にも改めて紹介しますね。
- 誰も邪魔をされない場所で目を閉じ、ゆっくり呼吸をする。その際携帯の電源は切っておく。
- 背筋を伸ばして座り、楽な姿勢をする。胡坐がおすすめ。きちんと肩も張るように
- ゆっくり鼻から息を吸い、口から吐く、ということを繰り返す。鼻から6秒吸い、口から10秒かけて吐く
- これを10回繰り返す
- 行っている途中、もし何を思い出したり、辛いことが脳裏に浮かんで来たら辛いことを段ボール箱に入れて、押し入れにしまうイメージを作り、追いやる。
- 終わったらゆっくり動き出す。
以上になります。
物事を解決したり、乗り越えるためにはまずは乗り来られるだけの元気というか、活力が必要です。
しかし、そう簡単にはいきませんので、まずは自分の精神を蝕むものを何処かに追いやることがよいと思います。
解決しようとする必要もありませんし、気にしないようにしよう、とする必要もありません。まずはしまってしまえばよいということです。
そうやって辛い気持ちに苛まれずに、何とか乗り越えていく。そのような方法がよいと思います。その際、無理に感情を隠そうとか、気にしないために遊ぼうとかしないほうがいいと思います。
何故なら、辛いことを意識しているからこそ、リアクションを取ってしまっているからです。
変な話ですが、普通が一番です。何かである必要はありませんし、ただ流されるがままに過ごせばいいと思います。
次に、何かの対処が必要となった時です。
まずは、上記と同じように後ろ向きな考えに支配されてしまっていると思いますので、そのような気持ちに苛まれてしまっていると感じた時には、上記に書いている瞑想法を行ってみて下さい。
具体的な対処方法が分かっているときは、瞑想法と組み合わせて少しずつ取り組んでいけば状況は少しずつ良くなっていくと思います。
問題は、このままだとまずいと感じながらも、どうやって対処すればよいか、分からないときですね。
その時には、巷でも話題になっている「引き寄せの法則」に準じて行動すればよいと思います。
少しずつ瞑想法で後ろ向きな感情を少なくしていったら、「自分が今の困難を乗り越えて、どうなりたいか」をイメージします。
そして、その理想的な自分になるために、どういった行動をとればいいのかを考え、そして、そうなれた自分を強くイメージするのがよいと思います。
その際、「現実的じゃない、やっぱり無理だ」と思うようなイメージは持たないようにしましょう。現実的ではない、理想の自分のイメージを持つのは構わないのですが、自分が信じることができないのはよくありません。
お金がないのであれば、「100万円欲しい」というのではなく「家賃が払えるぐらいのお金が欲しい」と生活に則した形で願うのがよいかもしません。
また、願う際には、既にその願いが叶った自分をイメージします。つまり、「家賃が払えるぐらいのお金が欲しい」ではなく「家賃が楽々払えて、違うことをしている自分がいる」ことを強く願します。
思考はそのまま現実になるので、「~が欲しい、したい」と願ってしまうと、「願いが叶わず、求め続けている自分を引き付けてしまう」ため、完了形で祈るのが大事なのです。
この「思考は現実になる」というもの、後ろ向きな考えにも当てはまります。後ろ向きであればあるほどに、その思考を自分に引き付けてしまうのです。
だから、まず後ろ向きな考えに支配されていることを脱するのが大事なのです。
そして、後ろ向きな気持ちを少しずつ前向きな気持ちに変え、理想の自分を引き寄せる準備ができたら、少しずつ理想の自分と今の自分との差を埋めていきます。
自分を苦しめている問題については直ぐにその差を埋めることは難しいかもしれませんが、それ以外のところなら少しずつ埋めることができると思います。
例えば、理想の自分は毎日どれぐらいの時間に朝起きていますか、何時ぐらいに寝ていますか。お昼はどんなことをするのでしょうか。
そういった日常の習慣から変えていくことで、不思議と本来の問題についても少しずつ乗り越えていけるようになるものです。
ただ、最初に書きましたが、悩みの状態や今までどういった人生を過ごしてきたか、そして抱えている問題がその人にとってどういった意味合いがあるのかなどによって、問題の対処方法は少しずつ変わってきます。
所謂「業(カルマ)」から起因している問題ならそう簡単に解決することはできないでしょうし、何かその中から学ぶことになるでしょうし、自分が今まで悪いことを行い続けていて今回の辛い時期が来ているのであれば、それは自業自得というものです。
ですので、余裕ができたときには自分の人生を顧みて下さい、そして、この問題が何で起きているのかを考えてみるのがいいかもしれません。
辛い時期は誰でもあると分かっていても、本当につらいもの。
うまくやりすごしていきましょうね。
(問題を一旦置いておく、という考えやどのように日々を過ごすか、欲求に対してどうあるべきか、というものは仏教の教えに答えが多くあると思います。特に仏陀の教えは怒りや辛さなどに対して具体的に書いておりますので興味をお持ちになった方は調べてみるのもよいかと。もし、自分を容認できないという悩みであれば、さらにアドラーについて読んでみるのもよいでしょう。あと、引き寄せの法則はたくさん本が出ておりますが、ザ・シークレットが読みやすいかもしれません。興味を持ったものを調べるのも、案外楽しいものですよ)
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