言葉で人を傷つけないようにするべき時期

毎日のみちしるべ

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このご時世、様々な人が様々な不安をお持ちでいらっしゃると思います。

その思いは人から余裕を奪い、自分の辛さから抜け出すことを難しくしていきます。

当然ですよね、先行く不安に対して期限が決まっていないのですから、不安ばっかりに集中してしまうのも。

そういう状況であることは重々承知しているのですが、あえてここで「他人を思うこと」を改めて意識できたらな、というお話をさせていただきます。

人が傷つく発言をする前に相手を想像する

首相がマスク配布について発表なさりましたよね。

「どうして、こんな時にマスク配布なんだ。人によっては必要ないだろう」

という声もちらほら見えます。

このマスクの話だけではありませんが、他人の行動とか、企業の置かれている状態に対して、心無い言葉をぶつけている人が結構いるように感じます。

不安であることは非常にわかるんです。でもその言葉をぶつける前に、ぶつけられる側の人のこともちょっとは想像できたらなと思います。

マスクのことを例にするならば、本当にマスクを買えなくて困窮している方もいらっしゃるかもしれない。また、政府の立場としてもマスクが支給されている前提で、お願いしたいことがあるのかもしれない。

この「かもしれない」という、可能性を考慮すること。これが、このご時世で必要なことになるのではないのかなと私は思っています。

最近だと「マスクを作っている企業は、儲けてしまう。国民皆が大変な時なんだから、タダで作らせるべきだ。」という意見を私は見ました。

企業というのは、もちろん自社の利益を上げることが目的ではありますが、その他に社会的な側面というのも持っています。利益の上がり下がりだけではなく、商売を通じて人に貢献している部分があるということですね。

だから、企業の価値というものをお金だけでは判断してはならないんです。

マスクを作っている企業、 ないし、 マスクを作ろうとしている企業は今「国民をウイルスから守る」という社会的責任を果たそうと、必死だと思います。

きっと、製造現場は過酷を極め、社会的なバッシングや煽りに苛まれながらも仕事をなさっていると思います。

ちょっと想像すればそういった姿が想像できると思います。そんな彼らをタダで働かせようとは思いませんよね。

人には人の苦労があり毎日がある

一人一人が非常に強いストレスを抱えている時期だと思います。何かのやり取りをする際には、いつも以上に攻撃的な言葉が出やすい状態であるともいえると思います。

そういった言葉が口から出る前に、ちょっとの時間でいいので相手のことを想像すること。この習慣が多くの人に広まっていったらいいなと思います。

また、今の時期「無理に」誰かと分かり合う必要はないと思います。立場が違うんだし心の余裕も違うわけですから、無理に自分の状態を分かってもらおうとしなくていいと思うんです。

想像してみて分からないことは、分からないままでいいのではないしょうか。

「きっと、あの人にはあの人の立場があるんだな。」

そこまででいいと思うんです。全てを分かる必要はありません。

大変な時期だからこそ、みんなが協力できるように。ちょっとでも人の事を思えたらと思います。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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