他人の幸せのために、自分を犠牲にしないこと

毎日のみちしるべ

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こんにちは、彗光でございます。
今日は、毎日を生きづらく感じている方にメッセージを送れれば、と思って書きたいと思います。
テーマは「他人の幸せと自己犠牲」についてです。

生きる上でとても大切なことは「自分を大切にする」こと。

今までこのブログにて「まっすぐに生きることの大切さ」についてよく書いてきました。
人に優しくあることであったり、目標に向かって真っすぐ思い続けること…そういった直向な「姿勢・思い」が似たような波動を引き付け、そして、自分の中で増大し現実に影響を及ぼしていく…そういったことをお伝えしてきました。

しかし、生活の中で大切にする必要があることはそれだけではありません。
忘れてはいけないことが残っています。

それは「自己を犠牲にしてはいけない」ということです。
言い換えると「自分を大切にする」ということでもあると思います。

「まっすぐ」に生きることを意識して生活をすれば、「引き寄せの法則」が働き「自分が大切にしていること」と似たようなことが現実にどんどん増えていきます。
しかしその際、「自分を犠牲にすること」や「過度に我慢すること」も行っていくと、同じように「負の感情」にも「引き寄せの法則」が働き、「犠牲」や「我慢」も増えていくものなのです。
だから、「まずは無理をしないで、自分を不幸にしないようにすること」を念頭に置いて生活をすることが重要だったりします。

例えば「人に優しくすること」を増やすことによって「自分の周りに幸せな環境を作っていこう」とするとしましょう。
率先して人のやりたがらないことを行っていき、人に尽くしていく…そうすることで、「思いやりのある方」が自分の周りに少しずつ集まっていくと思います。

しかしながら「つらくても他人が喜ぶことをやれば、幸せは集まってくる!」と自分の「つらい」という心の声を無視していけば、いつの間にか自分の心は「つらさ」でいっぱいになります。
「強い感情」というのは現実に影響を及ぼすわけですから、「幸せ」以上に「つらさ」が増えていくことになるわけです。

ですので「つらくても、人のために自分を費やそう」とは思ってはいけないのです。

いつ自分を大切にし、いつ他人のために自分を費やすか

ここで問題になってくるのは「人のために生きること」と「自分を大切にすること」のバランスをどのように取っていくか、ということですね。
もし、「人のためにありたい」という気持ちと、「自分を大切にしたい」という気持ちが同じくらいあった場合、どちらを優先すべきなのでしょうか。

結論から話をしてしまうと、「自分を大切にすること」を優先すべきだと私は思っています。
ただし、だからといって「わがまま」になることは悪いことですので、「自分を大切にすることが大事だ」ということが「わがまま」を許容しているわけではないことを覚えておいてくださいね。

なぜ、「自分を大切にすること」を優先すべきかというと、自分を「大切」にすることによって「人を大切にする波動」が増幅し拡散され、お互いがお互いを大切にできるようになっていくためです。
「自分を大切にすること」というのは、他人に「大切にする心を伝えられる」ということなのですね。

では逆に「人のために生きること」を優先した場合、どのようになっていくのかを考えていきましょう。
自分に余裕があるときに「人のため」に生きる生活を行えば、「人を想う波動」を拡散できますが、自分に余裕がないときに無理をして人に優しく生きようとすれば、「無理をする波動」を拡散してしまいます。

「無理」は「無理」を呼び込み「引き寄せの法則」によって、現実に影響を及ぼしていきます…そうならないように、「人のためにあること」と「自分を大切にすること」を天秤(てんびん)にかけたときには、自分を大切にすることを優先してくださいね。

「自分が他人に行動を起こすこと」と、「自分の気持ちが周囲に与える影響」

さらに、皆さんに覚えておいていただきたいことがあります。
それは、「他人に向けて行動を起こすこと」は「自分の気持ちが周囲に伝わること」より、他人への影響が少ないということです。

文章にするとちょっと分かりにくいので、例を使って説明をしていきます。

例えば、自分の周囲に「掃除をする人が増えてほしい」と思って、みんなの「共有スペースの掃除」を率先して行ったとしましょう。
しかし、自分もやりたくない気持ちがあるので、とにかく無理して心を込めず「共有スペース」を掃除したとします。

率先して掃除を行うことで誰かがまねをして、掃除をするようになる…と思いがちですが、実際は誰も掃除をしてくれません。
結局、最終的には馬鹿馬鹿しくなって、率先して始めた掃除もやめてしまった…こんな体験をしたことはありませんか。
もしくは見たことがないでしょうか。

人というのは「何か広がってほしいこと」があると「自分が率先して行えば、広がるだろう」と思う傾向があります。
それは正しいことなので自分から行動を起こすことは大切なのですが、気持ちが伴っていないと全く「拡大」を見せないものです。

気持ちが伴っていないことを行えば、「気持ちが伴ってない状況」が人々に伝搬していきます。
これが、「他人に向けて行動を起こすること」は「自分の気持ちが周囲に伝わること」より、他人への影響が少ないということです。
シンプルに書くのであれば「行動」よりも「気持ち」の方が人に伝わり、人を動かすということなのです。

そういった意味でも「自己を犠牲」にすることは止めた方がいいのです。
「広がってほしい行動」よりも「自己を犠牲にする心」が広がってしまう訳ですから。

さいごに

最近の世の中は、「自分の責任を追及する言葉」であふれかえっております。
もちろん、自分が行ったことは、自分で責任を全うしなければなりません。
ですので、そういった時には「無理をする必要がある」ときがあるのは分かります。

でも「変える権利」を保障されていることまで、自己を犠牲にし完遂する必要はないと思います。
転職、離婚、休養…なんでもかんでも「自分が選んだのだから、自分を殺してでも続けろ」というのは、当人にも周囲のためにもなりません。

まずは「自分を幸せに」することが大切なんです。そうすることで周りに人も幸せになっていくのです。
人の言葉に流されずに、自分が自分に出す心のシグナルに気付くようにしましょうね。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

先生ちょっと聞いて

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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