私が「伝える側」ではなく、「感じる側」として日常を記す
それが、カテゴリー:「すいこう いん まいまいんど」
ブログの更新頻度を少し上げてきてて。
その中で、「どういった検索キーワードを打った人がこのサイトに訪れているのか」を久しぶりに調べてみる。
ブログを書くならば、できれば「ここにたどり着いた人」の力になれるような文章を書きたい。
そのためにこういった作業も大事だよね、と。
そしたら、「幸せ」とか「喜び」とかでこのサイトに訪れるよりも、「恨み」や「憎しみ」といったキーワードで辿り着いてる人のほうが格段に多かった。
ネガティブなキーワードがこのサイトを導いているのだ。
ちょっと驚いたことではあるんだけど…
よくよく考えてみれば当然のことかもしれないな、と思った。
自分だってそうだ。
どうしようもないとき…何もかもがうまくいかなくて、何か解決方法が欲しいとき…
そんなときは明るい言葉を放つことさえできない。
きっと、「辛い なんとかしたい」とか検索窓に入れてクリックするのだろう、と。
「全員が全員そうだ」なんて言わないけど、多分誰かのアドバイスが欲しいときっていうのは、本当に「苦しいとき」なんじゃないかなって思う。
そんなときには、柔らかい言葉や、曖昧な答えなど必要ないんじゃないかなって。
「きっと明日はいいことがありますよ」とか、
「何気ない日々に幸せを見つけてみましょう」とか、
そんな言葉を送られても多分、届かない。
そんなの、既にやってるって人が多いと思う。
それでもうまくいかなくて、たくさん泣いて、でも、「生きたい」って叫んで。
それで何か…一歩でも歩く方法を探し求めてGoogleの検索窓に微かな力で文字を打って。
それで、なんとかここまで辿り着いてるんじゃないかなって。
…考えていたら、涙が出てきた。
そんな人達の求めていることは、「0(ゼロ)を+(プラス)にする方法」ではなくて、「-(マイナス)を0にする方法」なんだと思う。
だから、「幸せになりたい」だなんて検索ワードに入れない。
「死にたい どうすればいい」とか、「誰か助けて」みたいな言葉を打ち込むんだと思う。
そしたら、文章を書く私ら…
所謂、「問題解決屋さん」も、ストレートな言葉を書くしかないなと思った。
その題名はショッキングな響きがあるかもしれない。
もしかしたら、見る人によっては「なんと大げさな」という感想を持つかもしれない。
それでも、「その」言葉が必要な人がいるのだ。
「生きていて大丈夫だよ、自分を苦しめることからまずは逃げたっていい」
って言葉とともに肩を叩いて、背中を擦って欲しい人が確実にいるから。
やばい、鼻がぐずぐずしてきた。
そういえば。
私は今まで一応…結構な数のセッションをこなしてきたけど(人よりは多い…と思う)、セッション中に泣いた人をたくさん見てきた。
そしてみんな、最後に笑ってセッションを終えた。
そのとき、本気で「よかったな」って感じていた。
「ああ、この仕事をやっていてよかった」、「瞬間なのかもしれないけど救えた魂があったな」って思った。
そういうケースのときってさ。
みんな相談には来るのだけど…最初のうちは、自分を隠すんだよね。
これ以上、傷つくことができないから…
「この人は私を傷つけるのだろうか、それとも救ってくれるのだろうか?」
そんな感じで私を探ってくるもの。
幸運なことに、私は人の感情の上がり下がりや空気を感じ取ることができる人間だから、そういった「怖がっている相手」を知ることができる。
だからこそ、真剣に向き合うし…なんとか絶望して嘆くことから脱出して欲しいと祈り、話をする。
なんだろう。
そうじゃないと、届かないから。
何かを隠したり取り繕って向き合っても、響かないから。
そうやってこっちもさらけ出して、本気で向き合うから…涙を流すような結果になるんじゃないかな。
改めて今そう思った。
ブログを読めばわかると思うんだけど、本来の自分は神々しい言葉なんて使うことができない…なんていうかな、言葉に関しては「普通の人」。
まぁ、敬語を使うことはもちろんできるんだけど、そういった言葉を使って相手に近づくことは良くないというか、なんというか…
簡単にいえば、熱を…想いを込めすぎるがあまり、言葉が崩れてしまうことがある。
それでも、まだ怒られたことがないのは幸運なことなんだけど…
なんていうかな、想いを届けるにはそれしかない、みたいになるんだよね。
自分がセッションでそういったスタンスでやっているのに、ブログで言葉を選んで話をしているのは、いささか可笑しいことだと思う。
今。改めて感じた。
様々な人の「死にたい」とか「何も信じられない」とか、「私には生きている意味がない」とか「私には価値がない」というストレートな言葉にもっと、このブログでも応えていかないとって思った。
悲痛な叫びとともに「ここ」に来た人に、
「すげえ頑張ったんだよ。もういいんだよ、それ以上頑張らなくて。」
って伝えられるように、自分も、想いの純度を上げていこう。
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