家事の方が楽?仕事の方が楽?

毎日のみちしるべ

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こんばんは、彗光でございます。
今日は時々家庭で議論の対象になるテーマ「家事と仕事、どっちが楽?」という話について書いていきたいと思います。

そして、突然ですが結論を書いてしまいましょう。
「家事」と「仕事」どちらが楽かというと、「どちらも大変です」。これだと本末転倒だと思われる方もいるかもしれません。

しかし、ここで気付いていて頂きたいことがあるのです。
それは「どちらの行うことも、大変だ」ということです。何をいまさら、とさらに思われる方もいるでしょう…

だからこそ言えることがあります。
それは「相手が行っていることが、楽ではない」ということです。ですので、相手に「さぼっている」などとは言えない訳です

「いいよね~、私が日中忙しいときに、あなたはさ…」

さて、もう少し詳しく書いていきたいと思います。
この記事をお読みになられている方は、例えば夫婦間で、

  • 家事は時間の制限もないし、どうせ昼寝もできるし楽だ
  • 営業はそこらへん歩いて、適当に休んで「はいはい」いうだけでしょ?
  • 「ご近所付き合い」ってみんなでお茶することをいうんでしょ
  • お酒飲むのも付き合いっていうけど、楽しそうね~

というような会話をなさったがために、「どちらが大変か」を比べるため読んでいるのかもしれませんね。

でも、家事でも仕事でも「どちらかの方が大変」ということはありません。
何故なら、どちらも「行うこと」というものが決まっているわけではありませんし、
自分の体調や心の状態によって、その大変さが変わることだって往々にしてあるものです。

女性の場合は特に周期的な体調の不良が訪れるものですし、
子育てを行う際には男女平等が注目されている今でも、「女性じゃないとできないこと」があるため、
どうしても行うことが増えてしまうのが現実です。

つまり「大変さ」というものは、一定ではないのです。
さらに言うならば、「状況・立場」において「大変さ」が変わるため、誰かが誰かの大変さを推し量ることはできません。
それなのに、どうして「家事と仕事、どっちが楽なの?」という話をしてしまうのでしょうか。

それは、きっと「自分が大変で、少し労わって欲しい、ちょっと休ませてほしい」ということを相手に言えないから…
なのかもしれません。

弱音を吐いても、不利にならない準備

家事でも仕事でも、時々ストレスが掛かることがあります。
例えば、仕事では上司から叱られることがあったり、月末や〆切には「作業の完了」ができるかの不安が訪れたりします。
家事においてはご近所づきあいやパートナー以外の家族との兼ね合い、子育てで一人奮闘するときがあります。
そんな時、誰だって人はしんどくなるものです。

「休みたい」

そのように、言いたくなることもあります。

でも、自分が「休もうとすること」が、まるでそれがいけないことのように言われることがあります。
それは、以下のような周囲で出回っている情報によって、自分の生活を勝手に推し計られるからかもしれません。

例えば、Twitterで誰かが「仕事中、こっそりたばこ休憩」とつぶやけば、
「世の仕事している人はみな、こっそり休んでいるんだ」と決めつけてしまう人が実際にいます。

「今日は久しぶりにママ友とパスタランチ☆」とTwitterでつぶやいたのを見れば、
全てのママさんが、友達と優雅に昼食を食べていると思ってしまう人がいるわけです。

そういった、「他人の生活の断片」から勝手に他人の生活を想像したり、それを羨ましく思ってしまう人が出てくるから、
「自分の行っている(家事・仕事)が、より大変であること」をお互いに主張するのだと私は感じます。

さらに、そういったことを相手から言われないように…自分が「休む正当性」を確保するために、
相手の人を否定する人もいるので、余計に収集がつかないのだと思うのです。

パートナーの生活を虚像から作ってはならない

当然ながら、Twitterでつぶやかれる事柄というのは日常の一部でしかありません。
さらにいうなら、そういったことは「誰にでも当てはまること」ではないのです。

そういった「虚像」から、自分のパートナーのことを推し量ることは、正直意味がないと思います。
そうする前に、きちんと「相手のことを理解すること」が大事なのです。

そのためには、自分が「今辛い」ことをきちんと相手に伝えることも大切です。
その時には、「相手が楽をしているかどうか」を加味せずに正直に伝えることが重要になってきます。

あなたが辛いのは、あなたが辛いからです。
仮に誰かが楽だろうが、辛かろうが、あなたが辛いものは辛いんです。

ですから、この記事の題名になっている「家事と仕事、どちらが大変か」という内容は、
「自分が辛く休みたいと思うこと」においては、さほど重要なことではないんです。

必要なことは「相手が辛い状態を分かってあげて、二人の中で何ができるか」を考えることであって、
「いかに自分が相手よりも困難な状況にあるか」を表現することではないんです。

互いに相手の悪いところを指摘し始めると、そのエネルギーがより、相手の悪いところを浮き彫りにします。
そうならないためにも、相手が自分の悪いところを指摘してきたら、グッと踏ん張ることが大切です。

「そうじゃないの。あなたも大変なのは分かるけど、私は今辛くて、休みが欲しいと思うの」

そう伝えられるかが大切になってきてますし、もし、相手も休みを要しているようならば、同じように考えてあげることが大切です。

自分が辛いことは辛い…
この点がとても大切なことですので、少しでも頭の片隅に置いておいて頂ければ幸いです。
出来るのなら、相手の行っていることを褒めたたえて、思いやりを持ってお互いが接することができたならいいのに…
そう思った彗光なのでした。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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