自分の人生をアートにする

すいこう いん まい まいんど

私が「伝える側」ではなく、「感じる側」として日常を記す
それが、カテゴリー:「すいこう いん まいまいんど」

ブログを書くにあたり、ふと考える。
どういった内容を書くのが良いのか、と。

「ブログの書き方」みたいな言葉で検索をかければ、ブログを読んでもらうためのアドバイスがたくさん出てくる。
SEOを意識したライティングや、再訪問してもらうための工夫とか。

でも、文章自体の良さ…例えば読んで感動する文章を書く方法や、どういったスタンスで書けば良いのかを説明しているコンテンツは少ない。

だから、今日はここ数ヶ月をかけて私が考えたり学んだりした、「文章を書くこと」についてちょっと述べていこうと思う。

タブーになる文章のテーマなどない

まず、文章のテーマについて。

ブログの書き方を調べると、以下のようなものが出てくる。

  • 個人の体験(所謂日記)を書いても、あなたの体験に興味を持つ人はいないのだからやめた方がいい
  • 明るい内容を書こう。あなたの愚痴や悲しくなるような内容を書いても誰も喜ばないから

正直、私はそうは思わない。

誰かが読んでくれるかどうかというのは、その文章が良いものかどうかによって決まる(当然なのだけど)。
個人の体験を書いたとしても、感動する出来事や心を震わせるような訴えがあれば、読んでいる人は満足するものだ。
反対に、明るい内容を無理して書いたとしても、空虚ならば誰の心も打たない。

結局のところ、ブログ…というか、文章である限りそれは「芸術」なのだと私は思う。
その「作品」を手塩にかけて書きあげることが大切なのであって、テーマによって良し悪しを判断するべきではないと思う。

文章の話とは違うのだけど…「芸術」の話として、絵画の例を上げたいと思う。

美術館に飾ってある素敵な絵画には、もちろん、戦争の悲惨さや情景の美しさといった、テーマ自体に大きな意味を持たせている作品がたくさんある。
でも、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のように、人間の美しさをただ描いたものもある。

テーマ自体にメッセージ性をもたせる必要ないと思う。
その中にある伝えたい「何か」があるのであれば。

自分の心を動かし続けるもの

そう考えると、文章自体が「良い」ものであれば…何か人の心を動かすものがあるのなら、内容は必ずしも明るいものではなくても良いと思う。

日常に対して疑問に思うことや、「こうすべきではないか」という他人を扇動することを書いても良いのだと思う。
もちろん、公共の利益に関してはある程度気をつけないといけないのだけど。

単なる悪口や批判だけを書くような文章にならなければいいのだと思うのだ。
それによって、誰かを助けたいと思ったり、誰かの孤独を救おうとする「想い」が含まれていればいい。

つまり、結局のところ。

文章…いや、今回はブログの話をしていたので、ブログについて…を書くにおいて、いちばん大切なことは「いい文章を書こうとすること」なのだと思う。

その文章を読むことで、誰かが楽になる。元気になる。
心が震えて、今日を楽しく生きていこうと思える。
一人で泣いていた気持ちが癒えて、孤独感が減っていく。

そんな、何か「熱いもの」を注ぎ続けることが、文章を書くについて必要なことなのだと思う。

心を動かす文章を書くために

心を動かす文章を書くために、何か「熱いもの」を注ぐ必要があるのなら、「熱いもの」を何処かで調達する必要があるはずである。
それは、実は自分の人生…日常の中にある。

誰かから受け取った優しさや、雲間から差し込む天使のような光。
人間の正しさを疑うような非情さや、悔やんでも仕方ないような無力感。

そういった…自分の心を動かしたものをそのまま保持して、文章に注ぎ込むことが大切なのだと思う。

そのためには、毎日の中で起きている「ありのまま」を受け取れるようにならないといけない。

他人に正直に生き、他人のことを考えて日々を過ごし。
各々が持つ感情や、変化に敏感になる。

他人を利用しようと思って見ていれば、結局は頭の中は自己の利益でいっぱいになり、他人のことなど見えてこない。
自分を埋めるものは「自己の利益」だけになり、書かれる作品も自分の利益のみになる。

ただ、自分を守ることも忘れずに。
喜怒哀楽を正常に保つことができて、様々な感情を書くことができるのだから。

そうやって生きることで…人生は「アート」になっていくのだと思う。

おわりに

今回の文章は、以下の書籍を読んで感じたことで、だいぶ影響受けている。

この書籍は絵画について書かれているのだけど、後半には「芸術」についての話や生き方についての話が載っている。
この内容が本当に自分が求めていた内容で、素晴らしいものだった。

たしかに、読まれるブログコンテンツ…つまり、アクセスされるコンテンツを生み出すことは大切ではある。
しかし、読んだ後に何も残らない文章を作り続けても、そこには価値がうまれないものだし、情報をまとめただけのようなコンテンツはいつかAIによって置き換わると思っている。

「自分」しか書けない文章はなにか。
それは自分だけが体験したものを、他人の心に伝えることだと思う。

ブログや文章をはじめ、何かを作ることの壁にぶつかっている人の一助になればいいなと思う。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

先生ちょっと聞いて

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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