新スピリチュアル話…1.スピリチュアルとは何か

スピリチュアル講座

(更新日 2020/08/03)

さて、これから「スピリチュアル」について説明をしていきたいと思います。
超自然的な話が多く散見されますが、出来るだけ細かく解説をしていきますね。

まずは、根本的な話「スピリチュアルとは何か」について話をしていきたいと思います。

結論から話をしてしまえば、スピリチュアルとは「魂に関わること」のことを示します。
では、「魂」というものは何なのでしょうか。

魂=命、ではない

「魂」というのは 、各々の生物に存在している、「コア」のようなものです。しかしこれは、「命」のことではありません。

「命」というものは、生物的に考えると「生きている時に、その活動を支える中心」のようなものということができます。
しかし、「魂」は「死んだ後も存在する、 個体の中心」ですので、「命」とは別物です。
例えば、仏教用語で「輪廻転生」というものはありますが、この工程の中で「魂」は一貫して同じものになりますが、「命」は“死んで生まれるたび”に変わっていきます。

もう少しわかりやすく説明していきましょう。


別の機会に改めて説明をしますが、この世界に存在している「魂」の一つに「魂のレベルを上げる」というものがあります。 

人間の勉強の工程に例えてみましょう。
学校の「学年」にあたる部分が「命」になります。 そして、学校に通う生徒自身が「魂」になります。
そして、小学校の各学年で覚えるカリキュラムがあるように、「命(人生)」にも、学ぶべき事柄というものがあります。
「目標としている事柄」を学ぶことができたら、その学年は終了し(死を迎える)、次の学年に移ることになるのです(新しい命のはじまり)。
「魂」と「命」の関係性と、「人間の勉強の工程」において違うことは、各学年(命)の間で、記憶の伝達がほぼ起こり得ないということです。
新しい人生を始める時には、前の人生の記憶を持たず、改めてスタートするわけですね。
しかしながら、本人の「魂」は一貫して変わらないため、少しずつ知らないうちに「魂」は成長していく訳です。

「スピリチュアル」というのは、この「魂」と「命」に関連する事柄のこと全般を指し示します。

世にあるスピリチュアルで連想されるもの

話は少し変わりますが、世の中にある「スピリチュアル」という言葉で連想されるものは「心霊現象」であったり、「不思議な力」であったり、「 特殊な才能」だと思います。
これはあながち間違ってはいないのですが、「スピリチュアル」というものは 「魂」全般に関わることなので、本来ならばもっと多くのことを指し示す言葉だったりします。

「人生」も「スピリチュアル」ですし、「毎日の経験」もスピリチュアルです。
ただ、実際のところ「スピリチュアル」という言葉は、「目に見えず、一部の人しか触れることができないものの延長線上にあるもの」として認知されることが多くなっており、「特別なもの」とされている場合が多いと思います。
しかし、誰だって「人生」を送っているわけですから、「スピリチュアル」はどの人にも関係することですし、触れることができるものなのです。

私は「スピリチュアル」という言葉があまり好きではない

突然ですが、私は「スピリチュアルガイダー」という肩書きで生きています。
これは「魂の案内をする人」という“意味と願い”を込めているからですね。
しかし、実は私は「スピリチュアル」という言葉があんまり好きではなかったりします。
なぜなら、「奇術的な部分」が先行してしまい、自分が伝えたいことが伝わりにくくなってしまうためです。

ただ、こういったことをいちいち説明するわけにはいかないので、どうしても最初は「スピリチュアル」という言葉を頼らざるを得ないのが現状です。
できるだけ多くの人に、「スピリチュアルというものが正しくどういうものか」ということが、広まっていってくれればいいな、と思っています。

「スピリチュアル」で実際に連想されること

今巷に溢れている「スピリチュアル」に関連するキーワードとして挙げられるものは以下のようなものだと思います。一般的なものとして

  • オーラ
  • 前世
  • 心霊現象
  • 幽霊

少し高度なものとして

  • チャネリング
  • ヒーリング
  • 除霊
  • 浄化
  • チャクラ
  • ツインソウル

印象として

  • 怪しい
  • 特別な人だけができるもの
  • 胡散臭い

他にも有名なスピリチュアルカウンセラーの「江原啓之さん」や、同じくテレビ番組「オーラの泉」に出演していた「美輪明宏さん」ご想像なさる人もいるでしょう。
印象の話は別として、これらのキーワードというものは、実際に「魂」と関連している物が多かったりします。(例えば、幽霊、心霊現象、除霊など)。 

さらに、実は「魂」というものは、実体が存在しません。
しかし、何かかしらの効力を発揮しますので、「エネルギー」を持っているということができます。
ですので、「スピリチュアル」に関連するキーワードとして、この「エネルギー」に関連しているキーワードも少なくはありません(例えば、オーラ、ヒーリング、チャネリングなど)。

「スピリチュアル」が怪しいと言われる理由

関連しているキーワードの話をする中で必ず出てくるのが、「スピリチュアル」に対する「ネガティブな印象」のキーワードです。
どうして、そのような言葉が出てくるのでしょうか。

私は、その理由の一つに、「魂」の目的である「魂のレベルアップ」との関連性を理解せず、「スピリチュアル」について語る人が多くなったから。
というのがあると思っています。

そもそも、「魂のレベルアップ」のためには、今生きている「人生」に設定された課題をクリアしていくことが必要になっていきます。
ですので、「スピリチュアル」は毎日の生活と切り離して考えることは絶対にできないはずなのです。
ところが、今一般的に普及されている「スピリチュアル」というものは、「人生を思い通りに生きるための裏道」のように解釈されている部分があり、「日常生活」との関連性を、問い質されることなく語られることがあるのです。

「『日常生活』における『困難』というものがどういうものか」、ということを理解し、乗り越えることで「魂の成長」を促すことができるわけですが、一部「スピリチュアル」という言葉が、「困難を回避して」幸せになることを解いている、というのが現状です。

 ここで、現実の学校の「宿題」に置き換えて考えてみましょう。

学校の先生から、難しい宿題を出されたとします。
その時友達から「課題なんて、誰かの丸写しして提出すればいいよ」と言われ、その場しのぎで勉強せず課題提出をしたとします。
その瞬間は、何も苦労することなくその場を切り抜けることができますか、課題を丸写しした人は、問題を解く能力がつきません。
そして、いつか自分の力で問題を解かなきゃならない時に、困ってしまう訳です。
困ってから勉強をしても良いように思われるかもしれませんが、その間、他の人は新しい課題に挑戦していきます。
この結果、成長に差がつく…そういったことが魂の成長でも起こりうるのです。


「スピリチュアル」という世界を使って、「人生が楽に過ごせる裏技」のようなものを提供しようとしている人は、
上記のような“仕組み”によって、逆に「他人と成長の差がついてしまうこと」を広めているということですね。
ここまで詳しく分からなくても、一部の人は「何も苦労せず幸せになれる」という“謳い文句”のスピリチュアルを見て、「怪しい」と思ってしまうようです。
ごもっともだと思います。

さらに「その場しのぎのスピリチュアル」を受けるためには、莫大な費用がかかる場合もあり(いわゆる、霊感商法)、「“スピリチュアルに関わること”で、不幸になっている人を他人が見る」ということも発生します。
そうすることで、余計に「スピリチュアル」に対してネガティブな感情を抱く人が多いのではないかと私は思っています。 

まとめ

スピリチュアルとは何かということについて書いてみました。「スピリチュアル」とは「魂に関連すること」 です。
その「スピリチュアル」の実際 が、今広まっている印象とどういう差異があるのかということについても言及してみました。 

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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