同じことを繰り返すのは「運命」なのではなく…

毎日のみちしるべ

スピリチュアルな立場から、時事問題、ちょっとした出来事を読み解く記事…
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「同じ事を繰り返してしまう」、もしくは「同じ事が繰り返し訪れる」…

そんな時に「あー、私、こういう運命なんだなー」と自分で納得する人とか、「私はそういう星の人だから笑」と他人に話をしている人というのを多く見かけたことがあります。
そんな時に使われる「運命」という言葉には、何か「人がコントロールできない決められたこと」のような響きすら感じられます。

果たして、本当に「同じことが繰り返されるとき」というのは、何か「人が変えることが出来ない運命的な力」が働いているのでしょうか?
そして、何か悪いことが繰り返されるときには、その所謂「運命」から逃れることはできないでしょうか?

今日は、同じことが自分に起きてしまうときの対処を書いていきます。

同じ悪いものを引き寄せる人

昔、倉田真由美さんの「だめんずうぉ〜か〜」という漫画が流行ったときがありまして。
この漫画には、所謂ダメな男…ダメ+メンズ(男性)=ダメンズを渡り歩く主人公がでてきます。

それからしばらくの間、あまり多くに人に認められない男性ばかりを彼氏にする女性を上記の漫画に準えて「だめんずうぉ~か~」と呼ぶのが流行った時期がありました。
もしかしたら、「だめんずうぉ~か~」という言葉を知らなくても「だめんず」という言葉は聞いて事がある、という方もおられるかもしれません。

さて、話は戻るのですが…
この「だめんずうぉ~か~」さんは、「運命」によってずっと「だめんず」を引き寄せてしまうのでしょうか?
結論からお話してしまえば、それは違うと思います。

いろんなケースがあるので、一概に絶対に「これだ」とは言うことは出来ませんが…
確かに、「だめんず」ばかりを集めてしまうということは、ある意味その人は「運命」の影響を受けていると思います。
しかし、それは「変えることが出来ないもの」として訪れているのではなく、その人に「乗り越えるべき必要なもの」として訪れているのだと思います。

つまり、上手くいかないことが続くときというのは「遭遇した不幸の連続」が訪れているのではなく「乗り越えるべき試練」として訪れているということです。

ちょっと分かりづらいので例を上げましょう。
変わらず「だめんず」を集めてしまう人を例にあげますが…

幸せな結婚を望む女性がいるとします。
その女性は「好きな人に優しく、そして尽くしていれば必ず相手は応えてくれるものだから、それが幸せな結婚の鍵になる」と考えているとします。

しかし、実際のところ全ての人が必ず他人の「優しさ」に応えてくれるわけではありません。
「優しさ」というものをきちんと理解していない人もいますし、そもそも「優しさ」に甘える人もいます。

だから、幸せな結婚というのは相手の幸せだけではなく、2人の幸せが大事になってくるものですよね。
一方の幸せだけでは成り立たないはずです。

ところが、この女性はそういった事実を知らず、とにかく「尽くせばいい」と考えていた…これでは、幸せな結婚ができるかどうかは、相手次第というギャンブル的な要素が出てきます。

そんな時に私達を見守ってくれている「守護霊」とか「先祖」というのは、「大切なこと」…ここでいう、「幸せな結婚というのは二人が幸せになることが大切」ということを私達に教えようと、躍起になって様々なことをしてくれます。
それは、「他人に尽くすことでボロボロになってしまった女性の話を聞くこと」かもしれませんし…それでも気づいてくれないときには…「自分が尽くすことでボロボロになってしまうこと」かもしれないのです。

これが、世の中でよく言われる「同じことが繰り返されること」の原因だったり、「運命」の正体だったりするのです。

「運命」とか「体質」とか…「簡単に自分で変えることができないものがあるから、悪い男の人を集めてしまっていた」のではなく。
「悪い男の人を集めてしまう現実」から自分の未来を切り開く力をつけるために、「辛い時期が訪れていただけ」というわけです。

今回の例のケースを簡単にまとめると…
学びとして「自分の価値を知り、自分を大切にすること」を覚える時期だった…ということになるのでしょう。

そして、こういった試練を乗り越えられたときにやっと望んだことが自分に訪れるようにこの世界はできています。
これはインド哲学のカルマの考え方や、仏教の「一切皆苦」の考え方からきています。

「運命」というものはどんなものなのだろう?

「運命」というものは確かに「回避できないもの」として解釈されがちですが、「克服が出来ない問題」ではなく、むしろ「克服しないといけない問題だから、必然的に自分に訪れるものだ」と解釈した方がいいと思います。

つまり、簡単いうのであれば「運命」は変えられるし、「不幸な運命」が一生続くことはないということです。

このように書くと…
「それなら、自分に悪いことが降り掛からないように守護霊や前世が守ってくれたらいいじゃないか」と言われる方も居られるかもしれません。
「幸せな運命だけもたらしてくれ」と。

しかし、この世の中というのはそう上手くいかないものでして…それは「正負の法則」というものが働いているからです。
これは「いいことがあれば、それだけ同じだけの悪いことが起こる。そして逆もまた然り。」というものです。

ですので、「見えない世界」からもたらされた「いいこと」というのは、必ずどこかで代償を必要とするのです。
それだったら、「試練=自分に取って良くないこと」を乗り越え、その分だけの「いいこと」を享受するほうがよいのではないかと私は思います。

まとめると。

人生には「解決しないといけない問題」が含まれており…めんどくさく感じるかもしれません。
しかし、その先には必ず「乗り越えた後に訪れる幸せ」というのがあるものなので、そんなに暗く捉えなくても良いのではないかと思います。

確かに、実際に自分が「乗り越えないといけない問題」に対峙しているときにはしんどいものではありますが…でも、乗り越えられない問題が急に訪れることはないので、落ち着いて対処をすれば何とかなると思います。
なぜなら、どんな「しんどい問題」も私達を応援してくれてる「見えない存在」がもたらしたものなのですから。

ですので。

「うわーまた同じ嫌なことがきたよー」と思う時があったら、「回避できない運命なんだ」と捉えるのではなく「今度こそこの問題を解決して、幸せを掴むぞ!」と思う方が良いかと思います。

そのために大事なことは「何度も繰り返される問題が、私達に何を教えたいのか」と冷静に考えることです。
きっと、前に進んでほしいという願いがどこかに隠されている
はずです。

皆さんの「乗り越えたい問題」がすぐに解決できることを祈っています。
その後に訪れる、幸せな瞬間がいち早くつかめることも。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

先生ちょっと聞いて

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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