スピリチュアルな立場から、時事問題、ちょっとした出来事を読み解く記事…
それが、カテゴリー:「毎日のみちしるべ」
「同じことを繰り返してしまう」、もしくは「同じことが繰り返し訪れる」。
私は、そういったことに遭遇した時に「あ、私、こういう運命なんだな」と言って自分で自分を納得させようとする人や、「私はそういう星の人だから」と他人に話をして同じように自分に言い聞かせてるような人をたくさん見たことがあります。
そのような時に使われる「運命」という言葉には、何か「人がコントロールできない、定められたこと」のような響きを感じます。
果たして、本当に「同じことが繰り返されるとき」には、何か「人が変えることができない運命的な力」が働いているのでしょうか?
そして、その繰り返されるものがその人にとって悪いものであるとき、その「運命」から逃れることはできないでしょうか?
今日は、同じことが何度も起きてしまうとき、それをどう捉えるのがいいのかと、その対処方法を書いていきます。
自分に悪いことが連続するときは、回避できないのか
昔、倉田真由美さんの「だめんずうぉ〜か〜」という漫画が流行ったことがありました。
この漫画には、ダメな男……ダメ+メンズ(男性)=ダメンズの元を渡り歩く主人公が出てきており、それが題名の由来になっていました。
それからしばらくの間、「世間的にあまり評価されない男性ばかりを、いつも彼氏にする女性」のことを、上記の漫画になぞらえて「だめんずうぉ~か~」と呼ぶのが流行った時期がありました。
もしかしたら、「だめんずうぉ~か~」という言葉自体を知らなくても「だめんず」という言葉は聞いたことがある、という方はおられるかもしれません。聞いたことがあろうが、なかろうが、だいぶ昔の話なのでそこまで気にしなくて大丈夫ですけどね。
さて、話は戻ります。
この「だめんずうぉ~か~」さんは、文頭の話に当てはめて考えてみると、同じことが繰り返されているわけですから、「運命」のせいで「だめんず」から抜け出せていない可能性があるわけです。その場合、簡単に運命から抜け出せないのか…つまり、「だめんず」からは抜け出せないのでしょうか。
結論からお話ししてしまえば、私は運命のせいでその状況から抜け出せない、とは言えないと思います。
「同じことを繰り返す」ということにはさまざまなケースがあるので、一概にすべてを「こうである」と断定することはできません。しかし、この例について考えてみると、確かに「だめんず」ばかりを集めてしまうのは、「運命」の影響を受けている可能性があると言えます。
しかし、それは「変えることができないもの」として訪れているのではなく、その人に「乗り越えるべき必要なもの」として訪れているのだと私は思います。
つまり、上手くいかないことが連続している状態とは、「不可避な連続した不幸」が訪れているのではなく、「乗り越えるべき試練」が訪れていると言い換えることができるということです。
あまりイメージができない方もおられると思うので、もう少し詳しく説明をしたいと思います。
嫌なことだと感じていることが、見えない存在からの試練かもしれない
幸せな結婚を望む女性がいるとします。
その女性の結婚観は「好きな人に優しくして尽くしていれば、必ず相手は応えてくれるもの。だから、ただ優しくして尽くしてさえいれば、幸せな結婚ができる」というものだとします。
しかし、実際のところ全ての人が必ず他人の「優しさ」に応えてくれるわけではありません。 「優しくしてもらうこと」の尊さをきちんと理解していない人もいますし、そもそも「優しさ」に甘えてしまう人もいます。
だから、幸せな結婚というのは相手を幸せにすればいいだけではなく、2人が幸せになることが大事なわけです。一方の幸せだけでは成り立たないわけですね。まあ、今回は「繰り返しと運命」の話を取り上げているので、幸せな恋愛についてはそこまで深く取り上げないものとします。
ところが、この女性はそういった事実を知らず、とにかく「尽くせばいい」と考えていたとしましょう。これでは、幸せな結婚ができるかどうかは、相手次第というギャンブルになってしまいます。
そんな時、私達を見守ってくれている「守護霊」や「先祖」というのは、「大切なこと」……ここでいう「幸せな結婚というのは二人が幸せになることが大切」ということを私達に教えようと、躍起になって様々なことを起こし始めます。「お願いだから気付いて!!」と出来事を通して、語りかけてくるわけです。
それは、「他人に尽くすことでボロボロになってしまった女性の話」をたまたまドラマで見ることかもしれませんし、「最終的に信じあうことで幸せになった友人の結婚話」を聞くことかもしれません。
そして、それでも「守護霊」や「先祖」が気づかせたいことを、当人が気づかなければ、「当人が尽くすことでボロボロになってしまうこと」を経験して学ぶということが起きるかもしれないわけです。
これが、世の中で起きる「同じことが繰り返されること」の原因だったり、「運命」の正体だったりするのです。
「運命」とか「体質」とか、「簡単に自分で変えることができないものがあるから、自分に悪いことが連続する」のではなく、「自分にとって悪いこと」から未来を切り開く力をつけるために、「辛い時期が訪れていただけ」というのが実際なのです。
今回のケースに当てはめると、「自分にとって悪いこと」というのは「望まない恋愛をすることで身を滅ぼすこと」で、身につけてほしい未来を切り開く力というのは、「自分の価値を知り、自分を大切にし、2人で幸せになることを選択すること」だった、ということになるわけです。
そして、こういった試練を乗り越えられたときにやっと望んだことが自分に訪れるようにこの世界はできています。こうした考え方はヒンドゥー哲学におけるカルマや、仏教における縁起、解脱といった思想にも、通じる部分があります。
「運命」というものはどんなものなのだろう?
「運命」というものは「自分にはその時点でどうしようもできないもの」として解釈されがちですが、それは「一生どうすることもできない苦しみ」ではなく、むしろ「克服することを見えない存在から願われた課題」と解釈した方がいいと思います。
つまり、簡単に言うのであれば「運命」は変えられるものですし、「不幸な運命」が一生続くことはないということです。
このように書くと、「それなら、私たちの幸せを願ってそういうことをするのであれば、そもそも不幸の原因になるものから守ってくれたらいいじゃないか」、「幸せな運命だけもたらしてくれ」と思う人もおられるでしょう。
上の結婚相手の例で言えば、「そんな課題を出すぐらいなら、最初から運命の人を引き寄せてくれ」と思うかもしれません。
しかし、この世の中というのはそう上手くいかないものです。それは「正負の法則」というものが働いているからです。これは簡単に言えば、「いいことがあれば、それだけ同じだけの悪いことが起こる。そして逆もまた然り。」というものです。詳しくは他の記事でも「正負の法則」を取り上げていますので、ご興味があれば読んでいただければと思います。


さて、話を元に戻しますが、「いいこと」というのは「見えない世界」からもたらされたものも例外ではないので、仮に見えない存在から受け取ることがあっても、必ずどこかで代償を必要とします。
見えない存在は、支える存在に何かプレゼントを送ることで幸せになって欲しいのではなく、「試練=自分にとって良くないこと」を乗り越え、その分だけの「いいこと」を享受して欲しいと願っているのです。なぜならプレゼントを送ることで、その分だけ苦労が増える可能性があるからです。
「じゃあ、結局いいことを得たら悪いことが起きるんでしょ?それだったら、一生幸せになれないじゃん」とお思いになられる方もいるかもしれません。
しかし、それは皆様がイメージしている「悪いこと」と、この正負の法則に出てくる「悪いこと」が別のものであるために起きる誤解なのです。
ここでいう「悪いこと」というのは、「自分にとってマイナスになること」ということです。それは、もちろん言葉の通り「嫌な気持ちになること」という意味もありますが、「自分の労力を費やすことで、マイナスになること」というものも含まれます。「自分の財産や富をマイナスにすること」というものも同じように含まれます。
つまり「他人に優しくしたり、努力する人」というのは、「正負の法則の元で増えるであろう悪いこと」と、「優しさと努力」が相殺されるという訳です。
まとめ
人生には「解決しないといけない問題」というのが出てくることがあります。それは乗り越えないと何度も繰り返されるもので、不幸な運命のように感じるため、めんどくさく感じるかもしれません。
しかし、そこには必ず「乗り越えた後に訪れる幸せ」というのがあるので、そんなに暗く捉えなくても良いのではないかと思います。
確かに、実際に自分が「乗り越えないといけない問題」に対峙しているときは、しんどい気持ちになると思います。でも、乗り越えられない問題が急に訪れることはなく、乗り越えて成長していくことを目的としているので、落ち着いて対処をすれば何とかなると思います。どんなしんどい問題も私達を応援してくれてる「見えない存在」がもたらしてくれたもので、近くで応援してくれていることを忘れずに。
ですので。
「うわ、なんか最近似たような嫌なことが続くな」と思う時があったら「これは運命なのかな、嫌だな」と恐れるのではなく、「今度こそこの問題を解決して、幸せを掴むぞ!」と思う方が良いかと思います。
そのとき大事なことは「何度も繰り返される問題が、私達に何を教えたいのか」と冷静に考えることです。きっと、前に進んでほしいという願いがどこかに隠されているはずです。
皆さんの「乗り越えたい問題」がすぐに解決できることを祈っています。
その後に訪れる、幸せな瞬間がいち早くつかめることも。


