「なんちゃってオカマ」と差別、個性

すいこう いん まい まいんど

そういった…場面を盛り上げるために「一発ネタ」みたいなことをやるのを、全て否定するわけではないけど。
でも、それは「ネタ」としての領分を超えない前提だから許されているわけで。
まぁ…そこまで固く考えなくても、ちょっと過度なキャラも許されるケースもあるだろうから、そこまで気にしなくてもいいのかもしれないけど…

でもね。

「キャラ」として演じていることを公開しないで、「ウケる」部分だけ得ようとする立ち振舞をするのは、私は良くないと思うんだ。

なんていうか。
「オカマ」の方々は、正直まだいろんな差別であったり、変な偏見を受けているというのが実際で。
それゆえ、明るく振る舞うために「能天気」であるように見せたり、人の笑いに繋がるようなことをしていることだってあるんだよね。

いろんな背景を背負っているがゆえの、彼ら・彼女らなんだ。

それを「ウケる」部分だけを得たいがために、「オカマキャラ」を演じて。
完全な笑いもの扱いして、自分の受け入れたくない背景は受け入れない…つまり、差別や偏見については自分は関与しない…というのは、「オカマ」の方にとても失礼だ。
ただの笑いものにしているだけだと思う。

実際私が見てきたそういった「オカマ」たちは(オカマさんって打ちたい)、生半端な思いでその人生を生きてはなかったし。
いろんな背景を背負いながらも、笑いながら生きている人が多かったと思う。

それをただ、「笑いもの」だけにするのは「ネタ」という領分を超えていると思う。ある意味差別だ。
そこには彼ら・彼女らに対する「愛」がない。

まぁ、今回は「オカマ」に対して言及したけど。
これはどんなパーソナリティに対しても言えることだと思う。

どんな個性でも主張でき、それを大切にできる世界が今少しずつ形作られて来ていると思うけど、そういったパーソナリティには責任が伴うし、大変なことも付随してくる。

そういった「性」の多様性だけではなく、先天性の病気を持っていることや、何か風土によるものだってこういった話題の対象になる。

言いたいこととしては、物事の明るい面だけを見るのは良くないこと。
付随する暗い部分があるのなら、それをきちんと受け止めなきゃいけない。

そして、「自分の行動によって誰かが傷つくかもしれない」という可能性を忘れてはならないと思う。

もちろん、人を傷つけずにいきることなんて、完全にはできないことだ。
自分を守るため・他人を守るために、誰かと戦うことだってあるし、その結果誰かを傷つけることだってあるかもしれない。

だからといって、無闇矢鱈に他人を傷つけることを肯定してはならない。
それが「損から抜け出すだめ」という理由ではなく、「特を得るため」という理由であれば、なおさら。

実は私の話し言葉は、女言葉を多用するきらいがある。
今まで何度も「オカマっぽいね」って言われてきたけど、それを「笑いもの」としての代名詞みたいに「オカマ」が使われてきたことに嫌気が差していた。

そして思う。

「オカマ」の方々は、誇り高いんだよ、と。
「オカマっぽいね」のあとに、「それっていいじゃん!」って言われるぐらい、すごい人がたくさんいるんだよって。
もちろん、人は千差万別だから、必ずしも「そうである」とはいえないけど。

人気者になるために、誰かをあざ笑うことが…「評価を受けること」ではなく、「悲しいこと」なんだって。
そうたくさんの人に理解されるようになって欲しいなと思う。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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