マイノリティとLGBTQと魂から考える、人を知るということ

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こんにちは、彗光でございます。
今日は「マイノリティとLGBTQと魂」という話について書いていきたいと思います。

昨今、「LGBTQ」というキーワードが少しずつ多くの人に浸透してきており、「人の多様性」というものが注目されるようになってきました。
その一方で、マイノリティの立場にある人の権利を主張するにあたり、「マジョリティ」批判になってしまっている…という現状も見受けられたりします。

今日はそういった新しい、「人の生き方」について「スピリチュアル」を学んできた私の考えを書いていこうかと思います。

マイノリティというものをどう認識するか

さて、記事冒頭から使っている「マイノリティ」という言葉ですが、皆さんはこの言葉をどのように認識していますか。
言葉の意味としては「マイノリティ」というのは「少数派」「少ないこと」という意味ではありますが、主に社会的な話になると「少数派に属する人」のことを指し示します。

特に今は「マイノリティ」として「LGBTQ」の方々が注目されやすいと私は考えておりますが、実際それ以外でも「マイノリティ」に当たる人というのは沢山いるものです。
例えば、私は仕事として「霊能」・「スピリチュアル」に関わっていますが、これらの世界に属する人も個人的にあマイノリティだと思っています(ただし、何をもって「霊能」・「スピリチュアル」に属するかという定義にもよりますが)。
なぜなら、一般的に「スピリチュアル」は置いといたとしても、「霊能」と言われる「見えない世界を何かの方法で捉えられる人」というのは「現実として」少ないためです。

「マイノリティ」というのは「思想」とセットで考えられがちですが、実際のところ元の意味は「少数派」なのですから、ある限定的な集団(社会、会社、地域など)において、「マジョリティ(多数派)」に対して必ず存在します。

ですが、今「マイノリティ」という言葉を使うと「立場の弱い人たち」という印象を持つ方も少なくないと思います。
実際「マイノリティ」について語るときは、「マイノリティ」の人々の「権利」や「考えの自由」をどう保護するかという話になりがちなためです。

しかし、私は「マイノリティ」というものは、「マジョリティ」に対して発生する「ごく普通の存在」であることを忘れてはいけないと思っています。

「マイノリティ」は弱いもの、という考え方。

なぜ、「マイノリティ」が「ごく普通の存在」と認識する必要があるのかといえば、「マイノリティ」が「弱い立場である」という考えが既に、「マイノリティ」を特別視しているためです。
「『マイノリティ』の権利を守る」ということで「マジョリティ」と切り離して考えることによって、結局は「マジョリティ」と「マイノリティ」との扱いの差を加速する恐れがあると私は思っています。

だから、必要なことは「『マイノリティ』が弱いとか、権利を保護しないといけない」という話ではなく、そういった「『何に属するか』ということで、『相手はこういう人間だろう』と区分することは気を付けなければならない」という話だと私は思っています。

私は過去に、「家が特定の宗教のため、私もその宗教に属することになった。でも、そのせいで差別をされる」という話を聞いたことがあります。
ここで大事なのは、「特定の宗教」を信仰している人の権利を守ることではなく、そういった人たちを「勝手に印象付けしている人々」をなんとかする必要があることだと思います。

そうすると、「マジョリティ」とか「マイノリティ」という論点から、「人をタグ付け(関連付け)することで、その人を見ずに決めつけることが問題」ということに論点は移ってくるのではないかと思うのです。

「スピリチュアル」目線で考えれば、みんな同じように「魂」を持つ存在

ここで突然ですが、「スピリチュアル」目線で「人」というものを認識した時、どのように感じられるかをちょっと説明していきますね。

「スピリチュアル」というのは、「魂に関すること全般」のことを指し示します。
基本的に生きている限り「魂」を持たない人はいないわけですから、そういった意味では「マジョリティ」も「マイノリティ」もない訳です。

だから、「何を信じていようが」、「誰を好きになろうが」、「どの仕事に就こうが」、「何歳であろうが」、その瞬間を生きているという意味では「スピリチュアル」的に考えればみんな「共通」なのです。

「スピリチュアル」という言葉を置いておいたとしても、「みんな、各々の経験を持って、自分の人生を生きている」ということは、確かなもので共通であるわけです。
だから、本来生物として「生きる」という目標を持っている「人間」というのは、全員が同じであると言えると私は思うのです。

それなのに、繰り返しにはなりますが、実際は「自分が理解できないもの」を勝手に「区分する」ことで、自分が安心感を得られるようにする人が多い、というのが実態です。

この原因というのは、「恐れ」から来ているのだと私は思います。
「自分が知らないこと、分からないこと」を「自分が害を受ける前に、脳内で処理しよう」という考えによって引き起こされるのでしょう。
でも、相手が人間であり敵意を持っていないのであれば、お互いに「交流して理解すること」は可能なはずです。
それなのに、相手のことを「知ろうとする機会」が減っている…それがこの問題の注目すべき点だと私は考えています。

こういった「恐れ」というのは、「自分の内面を見つめる機会がなかった人」が持ちがちな感情なのです。
自分をきちんと理解したり、受け止めようと思ってきた人は、他人がどうであれ、自分の価値観や大切なものを守ることができます。
しかし、「考える力」が失われつつある今、「相手を想像したり、気遣えないばかり」か、相手を恐れるようになったのだと私は思うのです。

「理解できないことへの恐れ」というのは、「SNSのいいねから感じること」という観点と、「以前美輪明宏さんが仰っていたこと」をベースにした記事がありますので、興味があれば見て頂けたらと思います。

ときどき耳にしますが、「LGBTQ」を告白すると、周りの人が「身の危険を感じて、寄り付かなくなる」ということがあるそうです。
つまり、「同性が恋愛対象」になる人に遭遇して、その結果「同性から恋愛対象に扱われたらどうしよう」と思い、相手を拒否することがあるそうです。

別に「他の人が誰を愛そう」と、自分が「愛される」と確定したわけでもないですし、そもそも「愛されること」の何が悪いのでしょう?
「愛の形」は様々であるのに関わらず、聞いた人の「小さな恋愛観」ですべてを決めてしまい、勝手に拒否をするということがたくさん起こっているようです。

自分が「合う合わない」というものは、相手を知ってからでも遅くないのに…本当に不思議だと思いますし、悲しいなと感じます。

さいごに

結局のところ、「LGBTQ」を含む「マイノリティ」問題というのは、「恐れからくる、相手のことを知ろうとする心の欠如」なのだという考えを書いてきました。
それなのに、今の社会で注目されるのは「『マイノリティ』に属する人たちの権利をどうやって認めてあげるのか・考慮してあげるのか」ということで、「彼らを知ろうともせずに拒否する人間を、どう扱っていくか」ということがテーマになっていないのが現状です。

「LGBTQ」だけではなく、冒頭に書いた通り「マイノリティ」というのは、この世界に数多く存在します。
そういった一つ一つの「思想」に対して「どういった考えを持つか」を考えるのではなく「『魂』を持った共通の存在であることを認知する」方が、私は建設的なのではないかと思いました。

私も「霊能者です」と名乗ることによって、「警察」などの公の機関に「何か悪いことをしているんじゃないだろうね?」と穿ったフィルターをかけられて見られたことがあります。
「霊能者はちょっとだけ『いろいろ見える人』だよ!」という理解を広げるよりも、そういった「穿ったフィルターで相手を見る人」というものを変えていった方がいいと私は思う、ということです。

この世界に存在する、全ての人に「まったく同じ人」はいません。
必ず、どこか違うのです…その「違う」部分を知らないがゆえに、相手を拒否するということが「いかに」無駄なことか、少しでも伝わってくれたらなと思います。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

先生ちょっと聞いて

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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