「スピリチュアル」の教えを守るために、他人を「許す」必要はない。

毎日のみちしるべ

とにかく、自分を大切にして…自分の思考をできるだけ「幸せ」に繋がるようにすることが大事なのだと思う。
無理に「相手がしたことを認めてあげよう」だなんて、しなくていいのだと思う。

「許すこと」を勧めるスピリチュアルの弊害

私が人に言葉を贈ったり、相談に乗ってきた中で以下のようなことを言われたことがある。

「本当は、過去のことなんて水に流して優しくあったほうがいいですよね…そっちのほうが素晴らしい人ですよね…」

それは違うと思う。
それよりも自分の感情を大事にして、少しずつ痛みから自分を切り離し、新しい楽しいことや幸せに感じることを大切にしていく方がいいと私は思う。

私はこのような記事を書くぐらい、スピリチュアルの横に生きている人間だけど。
過去に受けたことは簡単には「許すこと」はないし、「時間が解決してくれる」だなんて思っていない。

時間が解決してくれるっていうのは、自分についた傷が「新しい喜ばしいこと」に触れることによって上書きされることであって、時間自体が「自分が傷つけられた事実」を正当化するわけではないのだ。

実際、「彗光さんはスピリチュアルに精通しているのだから、そんな昔のことにカリカリなんてしないでくださいよ~」と、私のことを罵ってきたの人に謝られながら言われたことがある。

それは、その人の勝手な考えだ。
傷ついた人間がどういった道を歩み、どういった手順で、いつ、傷が癒えるかなんて他人がどうのこうの言えることではない。

スピリチュアルの教えを信じ、実践していくのであれば自分の感情をより大切にするべきである。
それは、喜びや楽しいことだけではなく、悲しいことも、怒ることも同様に。

だからといって、自分の感情を優先するがあまり、他人に迷惑をもかけてもならない。
それは自分が「許されないこと」を生み出し、大切な人を離れさせる原因になるのだから。

おわりに

今日はスピリチュアルで扱われる「許す」という言葉と、自分の感情や痛みとどう付き合っていけばいいのかをまとめました。

今、日本で広まっているスピリチュアルの知識というのは、今回の事だけではなく、多くのものが海外の著作や教えを元にしているものが多いものです。
それ自体は何ら悪くはないのですが、その教えの一次資料に触れることなく、二次配布的にスピリチュアルメッセージを伝えている人が多いため、背景や本当の意味とは違ったニュアンスで広められているものも多くあります。

別にそういったスピリチュアルメッセージを否定し、是正するのが目的なのではなく。
そのスピリチュアルメッセージを遵守するがあまり、苦しくなる人がいたら嫌だな…と思って今回の記事を書いたという背景でした。

これからも皆さんが「スピリチュアリティ」や「霊的な世界」をより詳しく理解できるように、記事を書いていこうと改めて思ったのでした。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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