「スピリチュアル」の教えを守るために、他人を「許す」必要はない。

毎日のみちしるべ

許す…「allow」と「forgive」の違い

この差異をもう少し詳しく調べるため、私は海外の文献の原文を調べてみることとした。
すると、「許す」という言葉は「Forgive」という言葉が使われていることが多いことがわかった。

日本人にとって、英語で「許す」という意味を表す言葉で馴染みが深いのは…どちらかというと「Forgive」ではなく「Allow」なのではないだろうか。
この「Forgive」と「Allow」にはどういった違いがあるのだろう?

結論から言うと、「Allow」は日本語に訳すときには「許す」という言葉が充てられ、「Forgive」を日本語に訳すときには「赦す」という言葉が充てられることが多い。

この「許す」と「赦す」にはどういった差があるのかというと、「許す」は「許可」を示すことであり、「対象となる物事が履行することを良しとすること」を示しているのに対し。
「赦す」というのは、「対象とする物事を受け入れること」を意味している。

ちょっと分かりにくいので、具体的な例を出してみたいと思う。

例えば、友達がたまたま水たまりを踏んだとする。
その水が、自分にかかってしまった…それに対して、その行動を「許す」といったときと、「赦す」といったときの違いがどういったものなのかを説明してみる。

「許す」の場合、「いいよいいよ、後で洗濯するし汚れていい服だから全然気にしないで!ちょっとぐらいは汚したっていいよ!」という意味になるのだが、
「赦す」の場合、「うーん、まぁそんなときもあるよね…まぁしょうがない、しょうがない」という意味になる。

「許す」の場合は、似たようなことが同じように起こっても気にしない!ぐらいの意味があるのが、「赦す」の場合は「その物事の正当性を認めているわけではない」という意味がある。

ここが大きな違いである。

だから、海外の書籍を訳したときに「過去を許しましょう」という内容と、「その痛みを昇華させましょう」という内容が併せて書かれているのは、おかしなことではないわけである。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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