ふとした瞬間に、嫌な思い出が頭を占めてしまうとき

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こんばんは、彗光です。

皆さんは、日常のふとした時に「自分の頭が、嫌な思い出に支配される」という経験をしたことがありますか?
私は結構多いもので、何か作業をしているとき、急に「過去の嫌なこと」が頭の中を支配することがあります。

別に、行っている作業がきっかけで何かを思い出しているわけではない…
思い出してしまう「嫌なこと」に、何か関連性がある訳でもない…

そういう時、困りますよね。
既に終わった過去のことが、頭を支配してどんどん不快にしてくる。
既に終わっていることだから、その物事自体をどうにかすることができないし、気になったら止まらない。

そんなこと、ありませんか。


実は、その主たる原因が「緊張」なのを、皆さんご存知でしょうか。

ここで「緊張」という状態を、具体的な「体の様子」として見てみると、
・呼吸が浅い。呼吸が短い
・肩などの節々に力が入っている
という状態であることが分かると思います。

ですので逆説的に考えると、「嫌な思い出」が頭を占めるときには、
「意識して呼吸を深く、長くすること」
「ストレッチなどをして、体をリラックスをすること」
を、行ってみたら少しでも症状が良くなるかもしれません。


人は、呼吸をし続けることで、体内に酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出すことで生存をしています。

この「呼吸」が乱れると、体が「警戒態勢」に入り、緊張します。
そうすると「これから起こる嫌なこと」に対処しようと、あらゆる「嫌なこと」に対して体が準備を始めます。

今まで受けてきた「嫌なこと」を思い出し「同じようなことが起きないように」と、総復習を始めます。

そういった「嫌なことを回避する準備」のため、私たちは意図せず自分の頭の中に嫌なことが浮かべるのです。
言い換えれば、嫌なことが浮かぶのは「自分を守ろう」としている証拠なのです。

しかし、警戒すべき脅威がいない中で警戒を続けていても、ただ頭の中に嫌なことを浮かべるだけです。
そうならないためにも呼吸を整えてリラックスし、自分自身に「そんなに警戒をしなくていいよ」と、
教えてあげることが大事なのです。

さらに、それと同時に「体の脱力」を行うことで、より自分の体に「緊張しなくていいんだよ」と教えることができます。
その結果、体が「嫌なこと」に対して、警戒する状態から抜け出すことができ、嫌な思考も止める、という訳です。


何か作業に集中したり、遊びの中でも「息を呑む瞬間」が連続すると、呼吸が乱れてしまいます。
そうすると、体が「どうしたんだろう?何か嫌なことがあるのかな?」とこれから起こることに対処しようとするのです。

この性質について「勝手に嫌な気持ちになってしまう、ダメな人間の性質」と思う人もいるかもしれませんが、
これは実は「人間」としてではなく「動物」として、とても「大切な性質」となっているのです。

自然界で何か自分の体に「脅威」が迫ると、体が強張り、
次に起こる「脅威」に素早く対応しようと体が準備をします。
それと同時に、体の内部で血流を増やし、爆発的な運動能力・思考能力を得るために心拍数を上げようとします。

その結果、息を「浅く、短くしよう」と体が変化していくのです。
そして、次に起こる「恐れ」をシミュレーションし、生き延びようとします。

具体的な例をあげましょう。

人間が「狩り」から主な栄養源を得ていた時代、逆に人間も肉食動物から狩られることもありました。
その脅威から逃れるために、人間は恐怖を感じたら、自動的に体が警戒モードに切り替わるのでした。

人間の目の前に、肉食獣が居たとしましょう。

肉食獣が隙を見せたときに、全力で「逃げる」ために、まず体が強張ります。
そして、直ぐに体のエネルギーを上げるために、心拍数を上げます。
そのために呼吸は短いものになり、頭の中では「肉食獣がどう動くか」「どうなるのが最悪なのか」を想定します。

こうやって、人間は自分を襲うだろう恐怖から逃げるための準備を行うのです。

つまり、「過去の出来事が頭を支配すること」というのは、
「危機的状況に陥ったときに、素早く脱する」ために備えられた、生物の知恵の一部だったということですね。



今まで書いてきたことをまとめると、次のような話になります。

「人間が緊張しているときに恐怖を思い浮かべるのは、昔から続いている『恐怖を回避する性質』のためである。
日常で意図せず『警戒状態』になったなら、自分の体に『警戒を解く』ように伝えればよい」

ということになります。

自分がいっぱいいっぱいで、「わーっ」となったときには、一度呼吸を整え、ストレッチなどを行い、
自分を「警戒状態」から解放することを、試してみて下さいね。

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