自由と結婚、どちらを取るか

毎日のみちしるべ

スピリチュアルな立場から、時事問題、ちょっとした出来事を読み解く記事…
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私は独身なので…
「いや、独身の人間に言われたくないよ」っていう一言で終わってしまいそうなことだけど、今日は結婚と自由について書いていこうと思う。

いろんな結婚の形はあると思うけれども…
その中でも今日は特に「夫婦と自由」について話をしていこうと思う。

まあ特に、このテーマは…
「夫婦」としての関係を築いている時に意識をするものだと思うけれども、「長く付き合っているカップル」とか、「結婚を見越して付き合っているカップル」とかに関しても当てはまることだと思うので…
そういったつもりで読んでいただけると嬉しい。

私はどのセッションでも、「自分以外の人は他人である」ということを結構強く強調している。
ドライな言い方かもしれないけれども、親だって他人だし、当然血が繋がっていないパートナーというものも他人である。

どれだけ長い時間一緒にいたとしても、二人が完全に一緒になることなんてないし。
価値観が完全に一緒になることなんてないと思っている。

それが所謂「ツインソウル」とか「ソウルメイト」であったとしてもね。
(っていうか、本来、それらの言葉の意味は…「完全に一緒の人」って意味ではないんだけど)

さらに、無理やりスピリチュアルな観点を持ち込むとすれば。
それぞれ背負っている「カルマ」というものは違うわけだし、この世に生まれてきて果たそうとする目的も違うのだから、何もかもが分かり合えるということはないと思う。

さて、その前提において。

お互いが他人であるわけなのだから、「同じ空間」・「同じ時間」を共有して生きていくのであれば、どこかで妥協することが必要になってくる。
「同じじゃない」わけだからね、だからどちらかに寄らなきゃいけないときがある、ということ。

まあ。

こうやって書くと、さも当然のことのように思えるのだけど…
「誰かと長い時間一緒にいる」と「お互いが他人でそれぞれが生きている」ということを忘れがちなのも実際である。

日本には古くからの文化として「亭主関白」なんて言葉もあるけど…一方が一方の価値観をコントロールすることなんて難しいと思う。
仮にコントロールして成り立つ空間があるとして、「コントロールされる側が心から幸せを感じないこと」には持続することなど無理だと思う。

とにかく夫婦というものは二人で幸せになるために結びつくものであって、自分の幸せのために相手を手元に置いておくことではない。

だからね。
相手の時間を優先してあげたりとか、相手のやりたいことを一緒に行ってあげるとか…もし一緒にやることができないのであれば、相手に十分な時間をあげることとか…それが重要なんだと思う。

そういう…相手を「人として立てることができる」から、ずっと同じ空間にいても幸せを感じたりとか苦痛を感じずに生きることができるんじゃないかと思う。

つまりは相手を理解しようとする心が絶対に必要だということ。

でも実際に。
夫婦間トラブルの相談などを聞いていると…「相手が話を聞いてくれない」とか、「価値観の折り合いをつけようとしてくれない」みたいな話をたくさん聞く。

そういった相談をしてくる人が、既に子供がいる場合…
「子供がいるから、我慢しないといけないと思うんですよね」という話をされることも多い。

なんだろう…

これは元も子もない話なんだけれども、実際に誰かと付き合うとか結婚しようとした時に。
「自分が大きく失われる」って思う付き合い方をこれからしそうであるのならば…将来負担に耐えれなくなるから、絶対にやめたほうがいいと思う。

付き合い始めに、少しでも「無理な感じ」がしたなら、気をつけた方がいい。
付き合う中でお互いが分かり合えることが増える一方、分かり合えないことも増えるからだ。
二人で超えなきゃいけない壁が多くこれから出てくる中で、スタートの時点で「この人は向き合ってくれなさそう…」と思うのであれば、赤信号が点滅してるということだ。

正直な話。
冒頭に私は結婚していないという話をしてたけど…価値観の折り合いをつけようとか、相手に歩み寄ろうとしない人と長い間時間を共にしたことはある。

そんな時には、相手のために自分の人生を浪費しているような気持ちになってしまい、何のために生きているのか分からなくなってしまっていたものだ。
「これが自分の人生である」という事実さえも忘れがちで、何のために生きてんのかなと思って毎日過ごしていた時もあった。

そういった毎日を過ごさないためにも。

長く付き合う時には、自分が自分らしく常にいることができるか…もちろん、100%自分らしくいることは難しいけど…は、とにかく重視しなきゃいけないと思う。

そして、「取り返しのつかないところ」まで来てしまった時には、慎重に判断をすべきだという前提はあるけど、誰かのために自分の人生を台無しにすることはおすすめしない。

なぜなら。誰かのために台無しにした人生というものは、結果、誰のためにもならないことが多いからだ。
「喜びのない人生」は、「人に喜びを与えることができない」とも言い換えることができる。

もちろん…
離婚することによって、言い方悪いけども煩わしいことはいっぱい出てくる。「子供の親権どうしよう」とか…「生活の場所をどうしよう」とか。

それでも、 自分が生きる意味というものは守るべきだと思うし…
そういった煩わしいものに遭遇しないためにも、パートナー選びは自分を大切にして行うべきだと思う。

最後に書くけれども。
「価値観の折り合いをつけること」というのは自分も、相手のことを考える必要がある、ということ。
ちょっと前に、普段からもらっている優しさを大切にしないとね、という記事を書いたよね。

毎日受け取る優しさに、麻痺をしないように 
日々受け取っている優しさに気づき、感謝をすること。それは習慣化すればするほどに、普通のことのように思えてしまう。

相手に自分の人生を認めて欲しいということは、自分が相手の人生を認めることでもある。
相手にいろんなことを考慮して欲しいということは、自分も相手を考慮するということである。

そのバランスを忘れないように。
自分という人が素晴らしい人生を歩む時に、横にいる人を選んでずっと大切にすることができたらいいね。 

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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