スピリチュアルな立場から、時事問題、ちょっとした出来事を読み解く記事…
それが、カテゴリー:「毎日のみちしるべ」
今までこのブログでは、「人を傷つける人」に対する記事を何個か書いてきました。
今日はその中でも、「それでも自分を傷つけてきた相手を許せない!」という感情を持ってしまった時に、どのような対処をすればいいのかということを記していきたいと思います。
傷つけられたことに対して冷静に対応が出来る時・出来ない時
基本的に、冷静でいることができるときには。
上の記事に書いてあるように、「相手の怒りを鎮めるようにする」とか、「気にしない」という行動を取ればいいと思うし、そうするのが良いと思います。
ですが、どんな人であっても…
「傷つけられたこと」によって、とても大きい怒りや悲しい気持ちを背負うことはあるでしょう。
そんな時に「冷静に対応してみて」、と言われたとしてもできないのが普通だと私は思います。
今回はそういった「自分で自分を落ち着かせることが出来ない時」に、どのような対処していけばいいかを記していきます。
まず、自分が怒っていること・悲しんでいることを否定しない
まず大切な事として、「自分の今、持っている感情を否定しない」ということがあります。
例えばですが、友達とか集まりでちょっと話をしている時に、自分が誰かの笑いのネタにされるとします。
そのネタによってみんなは楽しそうに笑っていて、自分以外の人達はいい雰囲気である…でも自分の心は実際、すごく傷ついている…
という時に。
嫌な気持ちになっていることを「顔に出さないようにしよう」とする人や、その「『嫌だな』という気持ちを言葉にしないようにしよう」という人が結構いると思います。
簡単にいうと、「空気を読む」というやつですね。
私はこういったことはやらないほうがいいと思います。
その理由として、自分のことを大切にできない人というのは幸せになることができないからです。
「自分は他人のために傷ついてもいい」という認識を持ってしまうことで、「自分は不幸になってもいい」というエネルギーを引き寄せてしまうというのがその理由です。
そうすれば自分の中だけではなく、周りの人においても自分の価値はどんどん下がっていくものなのです。
だから、
どんなに多くの人が喜んでいたとしてもその人たちを喜ばすために、「犠牲になる」ようなことはしないようにしましょう。
そもそも、自分の「悲しみ」や「苦しみ」に向き合ってくれない人達と付き合っていく必要性は私はそこまで無いはずです。
この世の中にはたくさんの人がいて、同じような事柄に胸を痛める人や相手のことを気遣える人というのが必ずいるものです。
しかしながらそういった人というのは、同じように他人のことを大切にできる人のもとにしか集まりません。
つまり、あなたが空気を読んで自分を犠牲にして「苦しみ」や「怒り」を吐き出さない限り、真に自分が求めている、繋がりたい人というのはそばには寄って来ないものなのです。
もちろん、不平や不満を口に出せない時もあるかもしれません。
でもだからといって自分の意識の中で、自分を犠牲にする必要はありませんし、自分を馬鹿にしてくる人間に対して「嫌だな」と心の中で思うことは悪いことではないことを覚えておいて下さい。
自分が処理できない感情を、見えない存在に委ねてしまう
しかしながら。
傷つけてきた人に対する「怒り」や「憎しみ」というものを自分の中で強く持ちすぎていても、あまり良い状況は訪れません。
なぜならば、そういった「怒りや憎しみのエネルギー」というものも、上記のエネルギーと同じように似たもの…つまり、「怒りや憎しみのエネルギー」を集めてしまうからです。
「じゃあ自分も犠牲にしないでムカつく相手に怒った時にはどうすりゃいいんだよ!」
そう思う人もおられるかもしれません。
今日は、そんな時に唱える呪文をお伝えしたいと思います。
それは以下のような呪文です。
「私を見守ってくれている守護霊や仏様、神様、そして数多くの見えない存在たち。今私が大きく傷ついているこの痛みを、あなた方に委ねます。もしその上で私がこの傷を癒すために必要なことがあったら教えてください。いつもありがとうございます。」
以上です。
この呪文は簡単に言うと、自分を大切にしてくれている見えない存在達に「丸投げをしてしまう」という呪文です。
「えぇ!?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも私たちの周りには、私たちに「幸せになってほしい」と思ってくれている見えない存在たちがたくさんにいます。
そして、彼らは私たちが遭遇する辛いことに対して一緒に戦ってくれるものなのです。
自分一人で怒りや悲しみを抱えていたら、その感情でいっぱいいっぱいになるのは当然だと思います。
しかしながら、その処理を他の誰か(今回でいう、見えない存在たち)に任せることができるのであれば、「感情でいっぱいになる」になることもなくなっていきます。
あとやるべきことは、「見えない存在」たちが結論が出すことを待てばいいだけ、となるわけです。
その結論というものは、傷つけた人間が取られたり裁かれることかもしれませんし、もしかしたら自分が傷つけられたと思っていたこと自体が誤解だったと判明することかもしれません。
大切なこととしては、 解決方法を自分じゃない見えない存在に委ねたのですから、「解決の方法を自体も一緒に委ねるようにすること」です。
言い換えると、自分が傷つけられた痛みというのは、予想だにしない方法で解決することもあるということです。
ですので、あとは少しでもリラックスしてゆっくり待つこととしましょう。
見えない存在というのは、自分の人生という道で一緒に戦ってくれる戦友なのですから、つらい時ぐらい「丸投げ」で頼ってみてもよいのです。
見えない存在から、「解決に必要なもの」を求められるとき
ただ、この呪文を唱えれば、「いつでも」自分が傷つけられたことに対する悲しみがなくなるというわけではないのです。
例外のケースとして考えられるのは、「自分が傷つけられた事象(出来事)」が「見えない存在」が望んだものだったとき…というものです。
簡単に言い換えると、「見えない存在が、傷つけられた出来事から、私達に何かを教えたいとき」は、簡単には怒りや悲しみが解決することが起こらないということです。
「見えない存在」たちは…
「自分を傷つけている人たちから、早く立ち去った方がいい」というきっかけをくれているのかもしれませんし。
「人を傷つける人間の末路はどうなるのか、身をもって近くで見て欲しい」ということを願ってくれているのかもしれません。
「じゃあそのケースだと、呪文を唱えても何も変わらないってか、何か変わったか分からないじゃん」
と思われる方もおられるかもしれません。
でも、安心して下さい、そのようにはならないのです。
それが、今回取り上げている呪文の後半部にある「もしその上で私がこの傷を癒すために必要なことがあったら教えてください。」というフレーズの力です。
このフレーズを唱えることで、
「見えない存在」が傷つくことを通して知ってほしいことがある際、「何か前に進むためのヒント」が私達に届く…というわけなんです。
このヒントというのは…
たまたま目に入った映画の宣伝に隠されているかもしれませんし、
友達が話してくる話題に隠されているかもしれない…つまり、日常の何処かにあるものです。
恋人に酷い扱いを受けて傷ついた人が呪文を唱えたら、「馬鹿な男の捨て方」という記事が目に入った、とか。
仕事で自分の手柄を、ゴマすりによって横奪した人間に怒りを覚えた後に呪文を唱えたら、不祥事によって逮捕されたニュースが見えた、とか。
そういった形で、自分に必要なことや考え方を教えてくれるものなのです。
だから、この呪文はパワフルなもので、きっと傷ついている状態を打開していくはずです。
この呪文を扱うときの注意点
誰でも扱うことができるこの呪文ですが、扱う時には気をつけて欲しいことがあります。
一つは、目に見えない存在がいて自分に協力してくれることを心から信じること。
だからといって何か宗教を信仰する必要はありませんし、スピリチュアルの世界全てを肯定する必要はありません。
覚えておいてほしいのは、「自分が嫌な気持ちでいっぱいになると嫌なことが起きてしまう」ということと、「自分の周りにはたくさんの助けてくれる存在がいる」ということ、の2点です。
信じていないと「見えない存在」というものは私たちの呪文…つまりは願いに気付いてくれません。
ですので、その時だけでも集中して自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
気をつけて欲しいことのもう一つとしてあるのは、可能な限り普段の生活から他人に対して優しくすることです。
人の人生というものは「いいこと」と「悪いこと」が一対になってるものです。
こうやって「見えない存在に助けてもらうこと」というものは良いことなのですから、その良いことに対してバランスをとるためにも普段から他人に対して良い事を与えるべきだと思います。
逆に言えば、この二つだけを守ることによって誰でも使うことができる呪文ですので、人に傷つけられて負の感情を持ったときには、是非とも唱えてみて欲しいと思います。
おわりに
他の記事にも書いていることですが、他人を傷つけた人間というのは必ず、その報いを遅かれ早かれ受けるものです。
「そんなこといったって、この感情をどうすればいいのよ!!!!」
そう思う方も多いかなと思って、今回の記事を作りました。
他人を許すことができず、恨みでいっぱいになる…そんな気持ち、私も分かります…
でも、それで、さらに悪い気を集めて不幸になっていくのは悲しいことですから…
ですので、今回の記事で紹介した「呪文」が皆さんを支える存在と繋がるきっかけを作り、負の方向から明るい方向へ進むことを…心から祈っています。
みなさんが、少しでも痛みを感じる時間が…ちょっとでも、今回の記事の影響で減りますように。
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