
前篇はこちら
さて、「人を傷つける人」についての記事、後篇です。
前篇では、霊的に見た「人を傷つける人」について説明をしました。今回はその対処を中心に書いていきます。
前回説明をしたように、「人を傷つける人」を大きく分けると二つのケースに分けられることが分かります。
一つは、怒りを中心とした感情を理由に、人を傷つけること。
もう一つは、自己評価を上げるために、人を傷つけること。
もくじ
対策1…怒りを中心とした感情を理由に、人を傷つけるケース
怒りを中心にして傷つける人は、前回も書きましたが強い怒りのエネルギーに満ちております。
このエネルギーというのは「感情」とは違うもので、増大すればそのままその人を包み続けるものです。
そのため、本来の目的である攻撃を行った後も、絶えず人を傷つけてきます。
結果、怒りで人を傷つけている人を論理や正当性で説得しても、その怒りに満ちている限りは簡単には人を傷つけることを止めません。
その時には、距離を取ってそのエネルギーが枯渇するのを待つか、他のエネルギーをぶつけるのが良いかと思います。
他のエネルギーというのは、「楽しいこと」や、「幸せなこと」。
例えば短期的な期間で起こった怒りなら美味しいものを食べるとか、気分転換になるようなことを行って頂くのがよいでしょう。
そうやって「怒りのエネルギーを他のエネルギーで相殺すること」が出来れば、人を攻撃することを止めさせることが出来るかもしれません。
「慢性的な怒りによる攻撃」については、旅行や趣味に没頭する時間を過ごしてもらうといった方法でもよいでしょう。
しかし、大体の場合は、怒りのエネルギーに包まれているものですのでそういった言葉や勧めを拒否する可能性が高いと思います。
その時には、とにかく冷静になってもらうまで待つのが良いかと思います。
一般的に言われる「頭を冷やす」ということは、エネルギーの面から見ても非常に有効だと言えます。
とにかく、攻撃をしてきた人に対して、正面から立ち向かわないこと。
立ち向かえば、それが相手にとって「反撃」と認識され、これも攻撃のエネルギーに加算され収拾がつかなくなってしまいます。
まずは、距離を取ることから始めるといいのではないかと思います。
対策2…自己肯定のために、人を傷つける人のケース。
これについては、相手が自分を認められるようにすることが大事なのですが、正直に申すとこれは相手に寄るものなので、
他人が何かをすることは難しいものです。
ですので、そういったことをしてきた人間に対しては、冷静になって省みて自分が「何故攻撃対象となっているのか」を考えてみましょう。
そして、自分が攻撃対象になるべくことを行っていないと思うのなら、気にしないのが一番です。
相手が他人を傷つけるのに、道理がないためです。
ですので、道理を持って解決しようにも、不合理な話なのでどうすることもできないのです。
「相手は今、自分を認められるエネルギーが枯渇しているのだな」と思い、冷静に見てあげるのがいいでしょう。
そして、そういった負のエネルギーをまき散らす環境から去るのが良いと思いますし、
去ることができないのなら深く考えないようにするのが良いと思います。
可能ならば、相手の満たされない思いに注目すれば、相手が傷つけてくることに対して冷静に状況を見れるようになると思います。
傷つけられながら、他人の怒りを心配するということ
さて、人を傷つける人に困りこのブログに辿りついた人は、きっとその人の言葉や暴力に今傷ついているのでしょう。
人を傷つける人の身近で生きる中で、「私はこの人が傷つけてくることに対峙しなければ」と思い、
その解決策を探しここまで辿りついているのだと思います。
できれば「相手の怒りを鎮めたい」とか「傷つけてくる相手からどうにか逃げたい」と思っているのかもしれません。
でも、その際責任を感じて、真正面から対峙する必要はありません。
「傷つけられている」ことは確実に悲しいことですし、辛いことです。
しかしながら、対峙する必要性も必ずしもあるわけでもないことを覚えておいて下さい。
傷つけてくる人の説明にエネルギーについて書きましたが、このエネルギーというものは感情以上に人を動かすものです。
ですので、人を傷つけている本人ですら、そのエネルギーに振り回され自己を「コントロールできない状態」になっていることすらあります。
そういった時に“他人”である「傷つけられている人」が、出来ることは非常に少ないものです。
傷つけれて、自分のエネルギーが落ちているのなら、それは尚更。
だから、人を傷つける人に遭遇したら、逃げてしまっても構わないのです。
どうにかしなきゃいけない責任もないですし、何より「あなたはあなたを幸せ」にしなければなりません。
そのために、自分が落ち着く場所に行っても良いと私は思います。
「他人のため」にも、自分を大切にする
でも、傷つける人から逃げるために…そして止めるために、自分が傷つける人になってはなりません。
そこには、傷つけようとする人と、それに「対峙しよう、戦おう」とする人の二つの「他を攻撃するエネルギー」が発生します。
エネルギーはエネルギーを呼び寄せ、より増大なエネルギーになっていきます。そうすればその場が、「他を傷つけるエネルギーに満ちてしまう」でしょう。
そして、傷つけられた人は、新しい傷をつける人となり、新しい傷を受ける人を生みます。
もし、その新しい人が戦おうとしたら…連鎖するばかりです。
もし、相手が傷つけてくることが不条理でも、それが「是正されて報いを受けるべきだ」という気持ちで相手に向かってはなりません。
この世には「正負の法則」というものがあり、自分が行ったことは必ず返ってくるためです。
不条理を人に押し付ける人は、不条理が勝手に返ってくるものですので、わざわざ自分の手で何かをしようと思うことはなさらないで下さい。
他のブログ記事にも正負の法則は書いておりますので、もし知りたかったら読んで頂ければ幸いです。
人を傷つける人に対して一番大事なことは、冷静に対処することです。
皆様が傷を受けることから、少しでも早く脱せられることを祈っております。
も さんのコメント
ありがとうございます。
彗光 さんのコメント
こちらこそ、お読みいただき誠にありがとうございます。