繰り返すけど、この作業は本当に大変だ。
大変だから、人は過去から離れたくなる。逃げ出したくなる…でも、それは普通だ。
だって、それほど辛いことなんだもの。
多分、人にそういった…過去と向き合うことを勧められれば「幸せな人にはこの痛みは分からないよね」と言いたくなる人だっていると思う。
だから、もし過去と向き合う作業を行うのであれば無理せず、慌てずに行ってほしいと思う。
私はこの作業中にボロボロ泣いたし、それで過去の自分を肯定できたときでも「じゃあなんであの人はあんなことをしたんだよ…」と、簡単に赦すことはできなかった。
自己肯定感を上げるために、前向きになるというのはだから大変なんだ。
そう簡単なことじゃない…繰り返し伝えたいと思う。
自己肯定感を一定レベルに維持して生きるためには
結論として。
自己肯定感を一定レベルに維持して生きるためには以下のことが大事だと思う。
- 自分を責め続けている過去と向き合い「ある程度のラインで(ここ大事)」決別する
- そのために一緒に考えてくれたり、歩んでくれる人をみつける
その後に、「自分を責める気持ちを抑えた上で」次のようなことを行っていく。
- 自分が「幸せになる価値があること」を日々自覚する(アファメーションなどを利用する)
- 自分の肯定感を阻害するような出来ことがあったら、客観視して対処する(必要以上に凹まないようにする)
こんな感じだと思う。
こういったことを日々定常的に行っていくために必要なスキルは、以下のようなものとなる。
- 過去・現在で自分に起きた出来事を、客観的に処理できる「知識・教養」
- また、それを裏付ける「過去の事例・法則・倫理観」
- 未来の自分が後悔するようなことを現在、行わないための「決意・正義感」
一言でいうなら、「まっすぐに生きること」が必要になるということだ。
「まっすぐ生きる」ためには、「まっすぐとはなにか」を分かる必要があるし、その知識に基づいた「行動力」が必要になる。
繰り返すけど、そうやって自分と向き合い続けて生きていくのは大変だ。
でも、その生き方をすれば自分に自信はついていくだろうし、何よりも「間違ったことをそこまでしていないのだから、自分は幸せになれる」という幸せに対する確信を持つことが出来る。
「今日から私は生まれ変わるんだ!」と言って、今までのことをチャラにすることができるのなら…人間、そんなに苦労しない。
過去を背負い、その中で露頭に迷い、考え、その中で自分の価値を見出そうとするから大変なんだ。
それなのに「アファメーションが解決する」とか、「前向きであればその思いが現実になる」という言葉で無理やり自分の感情をコントロールしようとするから、必要以上に負荷がかかってしまう。
結果、「前を向けない自分」が嫌になっていく。
そうして、また自分を責め、自己肯定感は下がっていく。
前を向く習慣や手法として「アファメーション」や「ポジティブシンキング」は有用なんだけどね。
でも、それらが「できないときにどうすればいいか」までを加味しないといけない。
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