自分をダメにする「誰かの行動」を、変えることは難しい…幸せに「なる」恋愛とは

毎日のみちしるべ

毎日を過ごしていれば、沢山の人に出会います。職場であり、学校であり、家庭であり。
そして、その出会いの後にずっと一緒にいる人もいれば、その瞬間だけで違う道へと分かれていく人もいます。

その中で、“自分をダメにしてしまう人”と出会うこともあります。生活場所を共有したり、職場が同じだったりと、一緒に過ごす方から多大な影響を受け、自分が変わってしまう。
そういったケースを経験したことがある方も、少なからずおられるでしょう。

“自分をダメにしてしまう人” に対して「好意」を持っていないのであれば、「自分には良くない人だ」と判断することができ、その環境の中で距離を置いたり、可能ならば離れる判断をすることも出来るかもしれません。

しかし、 “自分をダメにしてしまう人” を好きになってしまうこともあります。そんな時には、簡単には離れられないものですよね。

「相手は、私のことを傷つけたり、苦しめることもあるけど好きな部分もある。いつか、その自分をダメにする部分を変えることが出来たら、きっと二人で幸せになる」

といったような考えに至る人は、沢山おられます。

こういった話は、よく恋愛で起きることですよね。一昔前「だめんず・うぉ~か~」という言葉が流行ったことがありました。これは「ダメな男ばかりを好きになってしまう女性」のことで、お話の題名として広まりました。

しかし、実際の恋愛においても「ダメな男(自分をダメにしたり、人として自立していない男)」を好きになってしまう女性を「だめんずうぉーかー」と呼んでいた時がありました。

誰を好きになるかは、自分で決めるものです。
でも、もし「相手を変えれる前提」で、自分をダメにする人と長く付き合うことを私はお勧めしません。
何故なら「自分をダメにする人を変えること」は非常に難しいからです。
では、それは何故なのでしょうか。


「人と人とが一緒にいる状態」というのは、お互いのエネルギーが引かれあっている状態です。エネルギーというのは、場合よって「波動」・「オーラ」などと呼び名を変えますが「人に流れている、目に見えないもの」を指します。

このエネルギーというものは「似たようなもの同士、引き寄せあう」という性質と、「エネルギーが大きくなったとき、現実に影響を及ぼす」という性質を持っております。
この性質により、人と人が一緒にいるときには「互いのエネルギーが干渉し合い引き寄せあってる」ということができます。

さて、この状態で「相手をダメに」したら、エネルギーはどうなっていくのでしょう。
例えば「相手に無理難題を吹っかけて困らせる」とします。そうすると、無理難題を吹っかけられた側は、強いストレスを感じ、その分だけ「負の感情」を抱くようになります。

この「感情」というものも、一つのエネルギーです。
そのため、 問題を吹っかけられた側が「負の感情」を抱くと、エネルギーの「似たようなもの同士、引き寄せあう」という法則によって、いろんな場所から「負のエネルギー」を集めてしまいます。

その結果、問題を吹っかけた側の「負のエネルギー」も呼び覚まされることとなり、二人の関係はぎぐしゃくしたものになってしまうのです。

そして、最終的に「エネルギーが大きくなったとき、現実に影響を及ぼす」という性質によって、お互いの毎日に「負のエネルギー」を引き起こす出来事が増えていくようになります。

こうやって、二人の生活は「負」に包まれてしまうのです。

問題を吹っかけられた側が「相手に対して我慢をしよう」とし、表面上は怒らないようにした場合はどうでしょうか。
実はこの場合も「我慢をする」というエネルギーが、新しい「我慢をする」出来事を呼び込んでしまうため、早かれ遅かれ、結局は「負」に包まれてしまうのです。

そういった中「問題を吹っかけてくる相手の行動を変えよう」としても、それは難しいことなのです。何故なら「我慢したり」、「相手に対して嫌な感情を抱いたり」する状態は負の状態で、何か新しい「前向きな変化(「正負でいう、正の変化)」を及ぼすことが難しいためです。

相手を変えることが出来るのは「自分が良い状態」のときだけなのです。しかも、その状態で相手が自分の言葉に、耳を傾けてくれた時のみ、という不確実なものだったりします。

「どうして分かってくれないの!」
「明らかにおかしいでしょう!」

負の状態でこういった言葉を相手にぶつけても、喧嘩は収まるどころか、激しくなったり。
上手く相手に伝わったように見えたとしても、実際は話し合うのが「めんどくさい」がために、ただ静かにしていただけ、ということが現実に起きます。


それでも、自分をダメにする人と付き合っていきたい場合、どうするのが良いのでしょうか。

その答えとして「相手から負のエネルギーの種となるものをぶつけられた時には、そのエネルギーが自分の中で拡大するのを防ぐ」というのがあります。

これは「我慢をする」こととは全くの別物です。
自分の中で、相手に対する「負の感情」が収まるまで、とにかく「そのままにしておく」というものです。

これは「無理に許そうとする」ことでもありません。
無理に許そうとすれば、結局は自分の中でストレスが溜まり「自分の意思に反して、相手を許そうとしているんだ」と、自分を傷つけることで負のエネルギーが発生してしまうためです。

とにかく「相手から被った、負のエネルギーの種」をそのままにし、完全に意識から消すこと。これは「自分をダメにする人と付き合いたい」場合だけではなく「喧嘩したときの対処法」としても、非常に有効です。

もし「お互いが話し合う」ことや「納得しあう」ことが、「負のエネルギーの種を消す近道」ならば、積極的に交流をすべきですが、その際にお互いに感情が昂ぶって相手を非難することになるのであれば、逆効果です。

まずは、負のエネルギーが拡大していくのを防ぐために、冷静になること。そうして、負のエネルギーの種が育たないようにすること。これが重要です。

ただ、冒頭にも書きましたが、私は自分をダメにする人と付き合うことはお勧めしません。自分が何処かで「幸せだ」と感じる部分が、「不幸だ」と感じる部分より多い人と付き合うべきだと思います。

「今不幸せだけど、相手の“この部分”だけ変われば、完全に幸せになれる」

こういった思いは、結局は不幸せ側に傾いていきがちなのです。

逆に言えば、幸せをもたらしてくれる人がパートナーであれば、いろんな現実の困難を二人で乗り越えていけると思います。

相手から幸せを受け取れるのであれば、それは「正のエネルギーの種」となるからです。「正のエネルギーの種」は、現実の様々な困難に立ち向かっていける「正のエネルギー」をどんどん作り出していきます。
そして、そのエネルギーが現実を「正の方向」へ変えていくのです。

自分が、そして、相手が。幸せになれるような、人付き合いを是非ともしていきましょう。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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