スピリチュアルな立場から、時事問題、ちょっとした出来事を読み解く記事…
それが、カテゴリー:「毎日のみちしるべ」
こんばんは、彗光でございます。
今日は久し振りに「市場」や「ビジネス」についてお話をしていきたいと思います。
出来るだけ読みやすく書こうと思いますので、良かったらお付き合い下さい。
今年のビジネス全般の振り返り
今年のビジネス界隈を振り返ってみると、「個人」が力をつけて市場を動かした、という印象が強かったものでしたね。
具体的に言えば、「企業所属」のタレントや会社員より、「個人」で動く「YOUTUBER」の台頭があったり。
「おうち時間」を有効に扱う為に、「隙間時間」を使ってちょっとでもお金を稼ごう、という働きも見えました。
そういった時代背景のせいか、ネット上には「儲かる」「お得である」という「金銭的な有益さ」が目立つ情報が増えてきてますよね。
「期間限定!〜%オフ!今この広告をみてる人限定!」
「誰でも儲かる!ブログを超えたアフェリエイト入門!」
「これからの時代は企業に頼らないフリーランス!」
のような話が増えてきていると思います。
私が思うこれからのビジネスに必要なこと
さて、そんな中、私が思う…「今」ビジネスを取り組んでいる人が気をつけることについてお話したいと思います。
それは「人間関係を大切にすること。」と、「人が望んでいることを行うこと」です。
市場を調査したり、どうやって売っていくかを考える部署、もしくは、役割の人を「企画」、もしくは「マーケター」と呼びます。
その「企画」の人が、スキルを上げる時に読む本があるのですが、
その有名な本に「コトラーのマーケティング」というのがあります。
先程私が説明した、これからビジネスに必要なこととして、
「人間関係を大切にすること。」と、「人が望んでいることを行うこと」があると書きましたが、この考えは「コトラーのマーケティング」を元にしてます。
さて、少し説明していきましょう。
30年前から今までの市場振り返り(コトラーに準拠)
30年ほど前、日本はバブル期にあり「良いものを作れば勝手に売れる」という状況にありました。
しかし「不況」が訪れ、「ただ良いものを作れば売れる」というわけではなく。
「良いことをアピール」することや、「買うことによって自尊心が満たされる」ことを付加価値として付けなければいけなくなりました。
10年前ぐらいから、「環境」や「人の生活水準」、「世界平和」を意識した広告が展開されていることにお気づきでしょうか?
これは、そういった宣伝をしている企業の商品を書くことで、「他人の利益に貢献している」という自尊心に着目しているからなのです。
さて、そういった「自尊心」に着目した市場というのは今も変わっていないのですが、
最近、「自尊心」の要素にプラスにして「スマートフォン」の「要素」がプラスされてきました。
このことによって、「誰もが簡単に情報を収集すること」ができるようになり、さらに「誰もが情報を発信し、ビジネスができる」ようになりました。
情報源は「企業」から「個人・友人」へ。活動規模は「大型」から「より小回り」へ。
その際たるものが「YOUTUBER」なのだと私は思っています。
市場の現状は大体こんなところにしておきましょう。
これからは「物質の豊かさ」ではなく「人としての尊厳」を求められる時代になるのではないか
コトラーさんのマーケティングの最新は4.0なのですが、その最新で上記の「スマートフォン」社会について説明をなさってました。
ここからは、私の考えになります。
冒頭に結論として、これから必要なものは「人間関係を大切にすること。」と、「人が望んでいることを行うこと」が大切と書きました。
これは、デール・カーネギーさんの「道は開ける」をベースにして考えいるのですが、
「コロナ禍」の今、人は「不安と闘う」べく「安定」を求め、「金銭以外の真理」を求めるようになると思っています。
なぜかといえば、「コロナ禍」によって「安定した職業」についている人が「失業」し、
オリンピックで好景気が訪れるはずの、「サービス業」が瓦解しました。
多くの方が「先行きの不安」を感じ、できるだけの「安定」と、「金銭以外の心の拠り所」を探していたように思います。
弱者を「叩く」自粛警察であったり…どこかに「答え」を求める人が増えたように思えました。
今、企業に求められることは、こういった「安定」や「心の拠り所」なのだと私は思います。
ですので、刺激的な謳い文句の広告や、「誰でも始められるビジネス」といった甘い言葉は排除されていくと思いますし、
そういった言葉に釣られて「騙された」と思った人は、「不安」が乗じて激しい怒りを生むと思います。
逆に、人の望むことを行う企業というのは、人に好かれ売り上げを伸ばしていくのだと思います。
大雪の関越、せんべい「どうぞ」 積み荷配った運転手
このお話をご存知でしょうか。渋滞はまったドライバーに製品の煎餅を配ったドライバーと、その提案を許可した煎餅企業…
実際にこのニュースによって、この企業は一時的ではありますが、売り上げを伸ばしたそうです。
おわりに
私が「スピリチュアル」で「人の生き方」ばかり気にしている人間だから、というのもありますが、
これからビジネスを含めた「社会」というのは、「人間」としての「良さ」を注目して行くようになるのではないかと思っています。
できれば多くの人が、支え合う価値観を大切にし、それがビジネスとして評価されたらいいな…
そんなふうに思った彗光なのでした。
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