人の優しさを、軽んじてはならない

毎日のみちしるべ

スピリチュアルな立場から、時事問題、ちょっとした出来事を読み解く記事…
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こんばんは、彗光でございます。
あっという間に4月も下旬となり、新生活を始められた方も少しずつ慣れてきたり、逆に以前の環境が恋しくなってきたりと、「変化」を感じられる時期になりましたね。

今日は、暮らしていく中で忘れてはいけないこと…「優しさ」についてお話をしていきます。

優しさは、簡単なものではない

以前、このブログにて「優しさというものは弱いものではない」ということを書きました。

「優しさというのは、簡単に人を肯定することではなく、人を心の底から考え、一緒に幸せを願うことだ」というのが簡単な要点です。
だからこそ、自分に対してもたらされる「優しさ」というものは、とても貴重なものであることを認識し、大切にしなければなりません。

「人への優しさ」を単なる肯定であったり、「責任のないもの」と考える人がいるからこそ、「優しさの価値」が誤認され「優しさを受け取る」ことを軽んじてしまうことがあるのが実情です。
ですが、改めてお伝えしますが…「優しさ」というものは簡単なものではないものですし、その「感情」を受け取ることは大切にしないといけないものです。

優しさに対する甘え

他人から「大切にされている」と感じる優しさを受け取ることがあると思うのですが、それと同時に「甘えることを許される」ことも多いと思います。

具体的には「無理しなくていいよ」とか、「自分のことを大切にしてね」といった言葉のことです。
もちろん、そういった心遣いを受け取り、自分が回復する時間を得ることは大切なことでしょう。

しかしながら、そういった言葉に「甘えすぎること」は良くないものです。
当人が「甘えすぎること」で、怠惰になったりする可能性がある、といった点でも良くないと言えますが、「正負の法則」で考えてみると、「優しさを受け取り、そのままにすること」というのは、自分が「優しさのエネルギーバランスを崩している」ことになるからです。

「正負の法則」に関しては、最近だと以下の記事に書いております。
この場合、バランスがとられる感情というのは「負の感情」ではありますが、「正の感情」においても「正負の法則」によってバランスがとられるものです。

結果、一時的に他の人からもらった優しさで「幸せ」を感じることがあったとしても、いずれかその「優しさ」を他人に与えることを行わなければ、何かしらか自分から「エネルギーを明け渡す出来事」が起きてしまうです。

だから、人から「優しくされ、甘えることを許された時」には、その出来事に感謝し優しさを明け渡すことを意識しましょう。
それほど「優しさ」というものは貴重なものなのです。

自分の人生がうまくいかないときの一つの要因

さて、私は人のお悩みをきくことを有難いことに日常的にさせていただいておりますが、上記の「優しさの価値」を誤認し、軽んじることで「自分の人生がうまくいかない」という方をたくさん見てきました。

素養もある。才能もある。地位も、財産もある。
でも、その方は「自分が望まないこと」が度々訪れていたんです。

お話を聞いていると、そういったその方が「得てきたもの」に対して、たくさんの方の「優しさ」があったことに気付きました。
仕事を教えてくれたり、生きる上での悩みを聞いてくれたり…とにかくたくさんの方に支えられていたのです。

しかし、よくよく話を聞いてみると、その方は「自分を大切にすること」を十分にとらえていたのですが、その「自分を大切にする瞬間が、他の人によってもたらされたもの」である自覚をもっていなかったのです。

「とにかくつらいときには、自分を最優先で大切にします」といっていたのですが、「では、その時に他人に迷惑をかけてしまった時はどうなさってますか?」と聞いたところ、「あとはなるようになると思っています」と言われたものです。

そういった生活をしていれば、「なるようになる」といっても結局はいいことが起きるわけではないものなのです。
スピリチュアルを仮に置いておいたとしても、「自分がピンチだから」といっていつも自分を優先する人が、人から愛される…というものはないということは、皆さん分かると思います。

ですので、もし自分の人生が「うまくいっていないな」と感じるときには、「人からの優しさを粗末に扱っていないか」確かめてみてください。
もちろん、人生というものはそれだけで決まるものではありませんが、一つのチェックポイントになると思います。

さいごに

この世の中で「幸せ」を享受するために大切なことは、大切にすることです。
それは「自分」も「他人」も両方とも、大事にすることを示しています。

「ただ受け取る人」になってしまうと、自分がまるで「1人で生きている」かのように感じてしまう恐れがあるので、そういったことがないように「人からの優しさ」はきちんと受け取り、そのときの「感謝」の気持ちを表すようにしましょう。
そのときに、言葉だけで伝えればいい訳ではありません。何をするにも、大切なのは「気持ち」です。

人の感情を理解し、自分が逆に「優しさ」を渡せるようになれるといいですね。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

先生ちょっと聞いて

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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