生霊の説明と、人が強く「想う」こと

スピリチュアル講座

最近、立て続けに「生霊」対応を行っているので、今日は生霊について書いていきます。

「生霊」というのは、

生霊(いきりょう、しょうりょう、せいれい、いきすだま)とは、生きている人間の霊魂が体外に出て自由に動き回るといわれているもの。
対語として死霊がある。(Wikipediaより)

と、定義されています。
私が、仕事の時に「生霊」という言葉を使うときは、そこからさらに「生きている人の念が入っているもの」として、扱うことが多いです。


さて、具体的に「生霊対応」というのは、どういうことかを書いていきたいと思いますが、その前に何故、「生霊」という現象が起きるかを解説していきたいと思います。

普段、「人の身体」と「気」(エネルギー)というのは、一対になっています。「気が、人の身体をまとっている」といった方が正確かもしれません。
「気」は、人が何かしらかの行動をするときに、人の身体に合わせて一緒に移動します。しかし、実際のところ、気を動かしているのは「身体」ではなく、「人の意思」だったりします。

例えば、人が「手を上げる」という行動をしようとした、としましょう。
すると、人は無意識のうちに、手が今の場所から上の位置に移動することを、イメージします。
そのイメージに従って筋肉を動かし、手は実際に動くわけですが、気は筋肉によって動くわけではないので、無意識に作られたイメージによって動いていくのです。


さて「生霊」についてですが、上記で説明した「身体」と「気」が一対になっている状態から、何かかしらの理由で「気」だけが独立して動いてしまっている状態を「生霊」と呼んでいます。
この「何かかしらの理由」というのは、様々なケースがありますが、共通していることは以下のことです。

『人の思いが強くなれば強くなるほど、無意識に作られるイメージは強くなる。そして、強くなり過ぎたイメージは、人の身体に関係なく、気を動かしてしまう』

ということです。

例えば、

「忙しすぎて休みが取れないが、自由を求めてどこかへ行きたい」と強く思ったがために、目的地にその人の生霊が出るケース。
「パートナーとの関係が上手くいかないが、友達に相談をすることも出来ずに、ひたすら悩み解放されたい」と強く願ったために、友達の元に生霊が届くケース。
「とにかく嫌いな人がいて、その人には直接的に何もできないけど、恨みがこみ上げている」というケース(これは生霊の中でも、呪いに識別されます)。

などなど、いろんなケースがあります。


さて生霊が届くとどういったことが起こるのでしょうか。
まず、何かの気配を感じるケースが多いです。「連続して夢に出てきた。すごいリアルだった。」とか、「なんかふと、○○の顔が思い浮かんで離れない」といったものです。
また、その飛ばされてきた生霊に想いが載っていれば載っているほど、その情報を会得する確率が高まります。「なんか悲しそうな姿が見えた」とか「助けを求めているのかな、と感じた」など。

そして、そこからさらに強い想いが込められていると、生霊が飛んできた人間に、具体的に影響を及ぼしていきます。「なんか体がだるい」とか「変に寒気がする」などです。このレベルになっている時は、生霊も飛ばした側も、相当切羽詰っている状態になっていることが多いです。


さて、生霊を飛ばされたと思ったら、どうすればいいのでしょう。

まず、生霊を感じた取った時に、知人が助けを求めていると感じたのなら、とにかくその知人に連絡を取ってみるのが良いと思います。
きっと、他の人に相談ができないからこそ、自分の中に強い気が溜まってしまい、生霊を飛ばしてしまっているのでしょうから。

次に、生霊を感じ取った時に、誰かから恨みを受けていると感じたのなら、とにかく「元気」になりましょう。ご飯をもりもり食べるのも良いですし、楽しいことを行うのも良いかもしれません。
結局、「生霊」と言ってもエネルギーなので、真っ先に影響を受けるのは、自分のエネルギーだったりします。そこで、生霊から受けるエネルギー干渉を少なくする必要があります(所謂、念返しの仕組みです)。


さて、最後に。
生霊と書くと、すごい霊能の話と感じるかもしれませんが、案外生霊は身近なものであります。もちろん、必ずしも大きな影響を与える訳ではないので、そこまで気にする必要はありませんので、ご安心を。

ただ、「源氏物語」の中に六条御息所という女性が出てきます。彼女は、嫉妬のあまり、無意識のうちに生霊で女性を殺してしまいます。ここで大事なのは、「無意識のうちに」ということで、人を強く思う気持ちは、いつの間にか他に影響を及ぼすことがあるということです。


今まで別の記事で「引き寄せの法則」について説明をしてきておりますが、この法則のきっかけも、「強い思い」だったりします。今回の生霊の件と併せ、人の思いの持ち方というものが、どれだけ影響を現実に与えるか、というのが少しでも伝わればなと思います。

もちろん、人に対してポジティブな感情を強く持つことで、他人に良い影響を出すことも出来ます。それが体系化されたものがヒーリングであり、祈りであったりします。
つまり、「強い思い」が及ぼす影響というのは、「どういった形で想いを現実に寄与させるか」ではなく、「何を想うことか」で決まってくるということです。

自分の思いをコントロールして、自分の大切な人の力になっていけたらいいなと思いますし。私はその手伝いを行っていきたいなと改めて思いました。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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