環境が人を作るのではない。人を作るのは自身の想いだ。

毎日のみちしるべ

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おはようございます、彗光でございます。
今日は「人の良し悪しを決める環境やステータス(社会的地位、価値)とは」という話をしていきたいと思います。

その前にちょっと「なぜこのテーマについて書くのか」という背景というか、経緯について書いていきたいと思います。

私は今のこの霊能・スピリチュアルカウンセラーの仕事をする前は法人営業の仕事をしていたもので、多くの人に会う機会をいただいておりました。
その当時から私は「取り巻く環境というのは、人にどういった影響を与えるのか」ということを意識して人を見ることが多く、「趣味」や「家族環境」というのが「どういった人」を作るのか、というのをよく考えていたものです。

そして、最近「自分の生まれ」や「育ち」をコンプレックスに持つ方が多いため、その回答を過去の経験と紐づけて説したら、分かりやすいのでは?と思い今日書こうとなった次第です。

と、いうことで。
法人営業時代の私の体験談と「多くの人と環境の関係性」について具体例を書いていきたいと思います。

「いい人」ができる環境というのはあるのか

さて、早速ですが所謂「いい人」ができやすい環境というのはあるのかという話を書いてきたいと思います。
そして早速結論を書いてしまいますが(ざっくり結論を書いてしまいたいので)、「いい人」ができやすい環境というのは「ない」というのが私の結論になりました。

詳しい説明の前に「『いい人』というのがどんな人なのか?」と疑問に思われる方も多いかもしれません。
そこで今回は「いい人」を「人に好かれて、自分も幸せになれる人」と定義してお話をしていきたいと思います。

さて「人を取り巻く環境」というのは様々あるわけでして。
例えば「家族関係」や「職場」、「学校」などがあり、さらに過去の環境を含めると「育ってきた環境(セロリ懐かしい)」として「(実家などの)家族関係」や「卒業した学校」などがあるわけですね。

そして環境とは別にはなりますが、「趣味」や「習慣」など人を語るに欠かせない要素というものは他にもあるわけです。

しかし…意外なことに、こういった「人を取り巻く環境」や「趣味・習慣」によって「人がどういった人なのか定めることはできない」のです。
では、詳しく説明をしていきましょう。

裕福さと人の良さは関係あるのか

私が法人営業を行っていた時には、所謂「日本国内での年収ランキング上位の企業」に営業をかけることがありました。
その一方で、自社の規模がそこまで大きくなかったため中小企業相手に関係性を築き上げてきたこともありました。

企業の羽振りというのは、「労働環境」や「働いている人の余裕」などに直接影響を与えていたように感じますが、その裕福さが直接「人格を形成する訳ではない」ことも明確でした。
大きな企業で高給取りである人が「人に意地悪をしない人間か」といえばそうではありませんし、小さな企業で役職を持っていない人が「卑屈なのか」といえばもちろんそうではありません。

これは私の体感だけではなく、過去の著名な書籍にも見ることが出来ます。
例えばナポレオン・ヒルさんの「思考は現実化する」にも「成功する人物は、裕福な人間というわけではない」ことが全体を通して書かれていますし、「強い思考力」を持つ人というのは若いころに貧しい環境にあったり、過酷な労働環境で働いていた過去を持つ人が多いことも語られています。

親のいない環境は不幸か

さて、同じように「家庭環境」と「いい人」の関係性について書いていきたいと思います。

一般的に両親が離婚しているなど、「十分に子供が教育されることが難しい環境」で育った人というのは、様々な要素にて「経験不足」となりがちで考える能力が低くなると思われがちです。
しかしながら、世の中にはモデルの「藤田ニコル」さんのように、「育ててくれた親が一人であっても、その『愛情』を深く感じ育つ」ことで、他人に感謝をできる人になることもできるのです。

逆に、両親がいる環境で育てられたとしても、過保護すぎるが故に「考え自分で判断する経験」が乏しいまま大人になる人も沢山います。
そういった人は、自分で何も決められず、何もしなくても他人に大切にされることに慣れ過ぎて「他人を頼りながらも、他人を大切に出来ない人」になってしまうものです。

結局は「家庭環境がどうか」ということではなく、「子供に対してどれだけの愛情を込めて、将来を考えているか」ということへの深度が大切なのだと思います。

結局は「環境」ではなく「その人間の気持ち次第」

他にも「どういった学校を卒業しているか」や「どういった趣味(のコミュニティに所属している)か」など、様々な環境について調べたり、様々な環境にいる人に会ってきましたが、「何かの環境が人を定める」ということはないように感じました。

もちろん、両親が離婚している環境では「親からの愛情を半分しか受けられないこと」になりやすかったり、大学を卒業していない人は「高度な学習環境」を体験することなく大人になる、という「事実」はあります。
しかしながら、だからといって「親の愛情がきちんと受けられるか」は与える側と受け取る側に委ねられていますし、「高度な学習環境」にいたとしても意味もなく留年する学生は沢山います。

結局のところ、人を定めるのは「環境」ではなく「その人の気持ち次第」なのだと私は改めて結論付けたいと思います。
実際のところ、高学歴でも不倫をする人もいれば、最終学歴が高校卒業でも子供をしっかりと育てたという人もいるものです。

ここからはちょっと発展的な話になるのですが、世の中には付き合う人間を「育った環境」や「裕福さ」や「今ある環境」で決める人がいるようです。
「理想のタイプ」の中にこういった「社会的な地位」などを求める人がいるようですが、それが「これからの安定した生活を保障するものではない」ことを意識しないといけません。

こういってはいけませんが、お金持ちの人が持っているお金というのが「きれいなお金」であるとは限りませんし、「恨み」が染み込んだお金ならば失われることも多い訳です。
「社会的地位」・「環境」で好きな人を選んでも、それがあなたを幸せにするわけではない…それどころか将来的には不幸にすることもある、ということを覚えておいて下さい。

結局は「人の良さ」というのは、その人の「今までの努力のたまもの」ですし、良い環境が良い将来を生むわけではなく、人の生き方次第であることを皆さん、覚えておいてくださいね。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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