「不倫や浮気」はパートナーと別れてしまえば解決なのか

毎日のみちしるべ

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こんばんは、彗光でございます。
今日は恋愛の揉め事になる「不倫と浮気について」お話をしていきますね。

さて早速ですがこの質問させていただきますが…「なぜ不倫や浮気が悪い」のでしょう?
一般的に非難される理由と、本当に大切にされなくてはいけないことについて、私が思うことを書いていきます。

立場があるから「不倫や浮気」は悪いのだろうか

「なぜ不倫や浮気が悪いものなのか」という質問に対して、よく「既に恋愛関係があるから」とか「結婚しているから」と答えられることが多いですよね。

しかし、ちょっと待ってください。
そうすると、社会的にパートナーを解消しているのであればどんな心境であれ、「不倫や浮気」が許される可能性が出てくるのですが…本当にそれでよいのでしょうか。

私は良くないと思います。

「カップル」であったり「夫婦」というものは「社会的に二人がどのような立場にあるか」というものをただ示しているだけの言葉です。
ですので、「相手がいるかどうか」のみを気にしており、感情の話が全く出てこなくなってしまう…ということになりかねないわけです。

もちろん、法律的な話に関係している「夫婦」と「不倫」の関係に関しては、外すことができない要素であることは確かなのですが。

さて、ここでちょっと話は変わるのですが…不倫とか浮気の話をするときに必ず出てくること話題について触れたいと思います。
それは「何をもって不倫とか浮気」ということですね。

行動ペースで区切る人もいますが、「誰かを好きになった時にはもうそれは不倫や浮気である」という感情ベースで考える人もいますよね。

行動ベースは大体アウトな行動というのが決まっていますが(それも人によって多少違いますが)、感情ベースの場合は「不倫や浮気か否か」を定めるのは個人の「主観」になります。

つまり、パートナーの一人が感情ベースで「浮気だ!」といえば、それはもう、二人の間では「浮気」なのです。
浮気や不倫のつもりではなくても、他の異性をちょっと気遣ったり、優しくしたりする姿を見て、一方的に「不倫だ浮気だ!」と言われたらそれはもう、二人の間では「アウト」なのです。

こういったことが成り立っているカップルは、以下のようなことが起きてしまう可能性があります。
それは、「束縛」です。

「パートナーがいるときは、不倫や浮気はよくない」+「不倫や浮気は主観で決まるもの」
=「私が不倫、浮気だと思ったらどんな状態であれ、異性と交流するのはダメ」という理論になり、一方的な価値観の押し付けというものが正当化されてしまう可能性が出てくるんです。

だから「パートナーがいるから不倫や浮気というものは駄目だ」という考え方は、「パートナー以外の第三者との付き合い」を「自動的に決めること」になりかねないのです。
そこに「感情」も「二人の間の理解」も何もなくなってしまう…「恋愛」ってなんでしたっけ、という話になるかもしれません。

(ちなみに蛇足ですけど「パートナーがいる状態での、他の人への恋愛」を肯定しているわけでありません。)。

結局、「不倫や浮気」はなぜ悪いのか

「じゃあ不倫や浮気がダメな理由というのは何か」という話戻るのですが、私の結論は「パートナーを悲しませてしまうから」というのが妥当なのではないかと思っています。

いや「当然のことでしょ」と思われるかもしれませんが…

不倫浮気を肯定するわけではありませんが、もしこの世に自分のパートナーを最大限に幸せな状態にしつつ、他の人を愛せる人がいるのであれば不倫や浮気というものは、そこまで問題にされないのではないでしょうか。

しかしながら、実際のところ「生活の金銭的な部分」、「家庭の役割の部分」、そして何よりも「愛情という部分」において「人一人を十分に幸せにし、さらに誰かのことを好きになる」ということできたら、の話ですが。

結論、至極シンプルな話なはずなのです。
「不倫や浮気がダメな理由」というのは「人一人、幸せにできてもいないのに他の人を幸せにしようとする無責任なところ」なのだと思うんです。
それなのに昨今の「不倫や浮気の話」は、すぐ「社会的な立ち位置」・「パートナーとしての形」にフォーカスしてしまいます。

そうなると不倫や浮気の解決方法というのが「社会的な立ち位置を変えることによって解決しよう」となってしまうわけです。
簡単に言えば「他の人を好きになる前に別れてしまえばいい」という話になるということです。 

しかしながら、本来責められるべき点は、
「社会的なパートナーとの立場を持っていながらも、他の人を好きになったこと」

ではなく

「自分自身で大切にすると約束をした相手を疎かにしながらも、他の人を大切にしようとしたこと」
のはずです。

結果的にパートナーを解消するということは「最終的な結論」でしかありません。
時々「人間だから他の人を好きになってしまうこともあるよね」みたいな話を聞きますが、それだったら誰かを好きになる前に一度「自分がした愛の約束」を解消させるべきだと思うのです。
そして、「相手に対して約束守れなかったよごめんね」と謝ってから、次の誰かを好きになればいいだけなはずです。

こうやって書くと「つまりは、他の人を好きになる前に別れればいいってことと、変わらないのでは?」と思われる人もいるかもしれませんが、それは違います。
「自分が相手を愛せなかったこと」を認めるかどうかが大きな差であり、裁判で離婚をしたり、カップルの「LINEひとつで別れること」とは全く違うのです。

おわりに

ここまで読んできて、「何を言っているんだ?」と思っている方もおられるかもしれません。
それは「不倫や浮気」に関係のない生活をしている人の中では「パートナーがいる」=「相手を幸せにしようとする」という方程式が成り立っているからです。

しかしながら、少しずつ恋愛が冷えてくるとこの「イコール」が、少しずつ消えていき「パートナーとの社会的な役割」しか残らないということも起こるのです。

多分、元来「付き合う」とか「結婚」というのは、「相手を幸せにするね、一緒にいようね」と約束することだったはずです。
でも、「不倫や浮気」を行う人というのは、そもそもそういった「約束」を忘れていたり、勝手になかったことにしています。

でも、もう一度思い出して欲しいと思います…そもそも、「恋愛」というのは「相手を好き」から始まったこと。
そして、その想いが満たされることでたくさんの苦労を乗り越えたり、頑張ってこれたことを。

だから皆さんも、恋愛の修羅場に遭遇してしまったらば(遭遇しないことを祈りますが)、社会的な話ではなくて、自分の感情の話をした方がいいんじゃないかなと思います。
そうじゃないと自分の心が報われないはず…そう思うのです。

今日はよくある恋愛の相談事で最たる部分を占めている「不倫と浮気」の話について書きました。
恋愛というものはやはり一番感情が大事だと思います。皆様もよい恋愛ができますように。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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