前回のお話はこちら
さて、今回もソースの話を掘り進めていきたいと思います。
前回は「ソースとは何か」というお話をしました。今日はそのソースからもたらされるエネルギーについて書いていきます。
全ての根源であるソースは、全ての生き物に平等にエネルギーを渡してくれます。しかし、これは「平等に同じエネルギーを渡してくれる」というよりは、「平等に要求したエネルギーに対して供給してくれる」といった方が正しいかと思います。個々が要求する出来事・エネルギーに、ソースが応えてくれるという訳ですね。
楽しいことを望めば、楽しいことを司るエネルギーをソースは享受してくれますし、悲しいことを望めば、悲しいことを司るエネルギーをソースは渡してくれます。人はみな、どういったエネルギーを望むかは個々に委ねられており、ソースはその望みに対して応えてくれるだけで、ソースが「喜び・悲しみ」などどういった物事を与えるかを選ぶことはありません。
さらに、前回もエネルギーの性質について書きましたが、エネルギーは似た性質に引き寄せられ、固まる性質を持っております。ですので、エネルギーの供給元であるソースは、私たちのエネルギーをチェックしており各々の持っているエネルギーに近いエネルギーを常に送ってくれます。
そのため、上記では「人が望んだエネルギーをソースは供給してくれる」と書きましたが、実際は、「人が持っているエネルギーに対して、似たエネルギーをソースは供給してくれる」といった方が正しいかもしれません。「思考というエネルギーに対して、そのエネルギーを増大するべくソースが常に助けてくれている」と言い換えることもできます。
引き寄せの法則の正体はこういったもので、ソースがエネルギーを常に全ての生き物に対してエネルギーを送り続けている背景があるためです。ですので、誰でも思考を使ってエネルギーを充填することができますし、誰もが例外なくその法則に従うことになるわけです。
実際に現実に起きる物事と、エネルギーの関係性についてお話しましょう。
物事が起こるときには、「その物事が起きる為に十分なエネルギー」が必要になります。例えるならば、どの物事にもコップが準備されており、そのコップがエネルギーで満たされれば実現するということです。このコップを満たすには、当然ですが、エネルギーを集めればよいわけです。では、どうやってエネルギーを集めればいいか…そうです、今まで説明した通りエネルギーは同じ性質を持つエネルギーに引き寄せられるので、自分が思考を使ってエネルギーを集めるための素を作ればよいのです。
分かりにくいので、此処ではエネルギーを集めるための素を「種」と呼びましょう。自分が何かを実現したいとき、その出来事を強く考えることで、その思考が強いエネルギーを持ちます。これが「種」となります。ソースはこの種のエネルギーに似たエネルギーを送ってきます。そうすることで、種の周りには種と似たエネルギーが満ち溢れ、最終的にはコップを満たし、物事が具現化するのです。今まで「思考」が大事と説明してきたのはこういう環境があるためです。
このコップ、ソース、種の関係性は自分が意図しなくても自然に起こります。つまり、自分が嫌だと思っていること、起きて欲しくないこともコップがあり、ソースが着目し、元となる種があるのです。だから、思考として自分が望まないことは考えないこと…触れないことがいい訳です。
今日のおやつが豆大福がいいなら、豆大福を食べることを考えましょう。そうすれば、その豆大福を食べるという思考が種になり、ソースはエネルギーを送ってくれます。そしてその豆大福を食べるというカップが満たされたとき、あなたの目の前に豆大福が出てくるでしょう。
逆に、自分が交通事故に遭いたくないのであれば、交通事故のことを考えるようなことは回避しましょう。考えたり気にすれば、それが種になり、ソースは同じようにエネルギーを供給してきます。そしてカップが充ちれば…
まとめ:物事が現実に起きるときには、その物事に対するエネルギーのカップが満ちる必要がある。そのエネルギーはソースから享受できるが、エネルギーを引き寄せるには種が必要である。種は強い思考の力によって生まれる。この法則は全ての物事、全ての生物に自然に適用されるため、いいことを身の回りに多く引き寄せ、悪いことを少なくしたいのであれば、いいことの種を増やし、悪いことの種を減らすことが大切である。
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