最近よく聞く言葉「モラハラ」…「疲れたの」と言う勇気

毎日のみちしるべ

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こんばんは、彗光でございます。
今日は最近耳に入ることについて、書いていきたいと思います。

「妻が神経質です。子供に対してもトゲトゲして、見ている子供たちも息苦しそうです。」
「家に帰ってきた夫が、話をしてくれません。会話にもなりませんし、会話しようとするとすぐに怒鳴ってきます」

こういった話を最近聞くことが増えてきました。

子供やパートナーに対して、「『感情的』にぶつかってしまう人」。
そういった人から、怒りを「ぶつけられた人」や、「ぶつけているところを発見した人」が、悩んでいる…
というケースですね。

ちょっと説明するときに分かりづらいので、
今日は「感情的になり、人に八つ当たりをしたり、普通に会話をできない人」を「トゲトゲくん」と呼ぶことにしましょう。


「トゲトゲくん」が周りにいるとき、どうするのがいいのかと言うと。

まずは「トゲトゲくん」が、冷静な状態にまで時間を置くことが大事だと思います。

しかしそのときに、

「どんな理由」で「トゲトゲくん」は感情を振りかざしているのか。
「トゲトゲくん」が怒りを「振りかざす背景」に正当性はあるのか。

といった、「トゲトゲくん」になっていることが「正しいか正しくないか」を判断する必要はありません。

とにかくまずは「一回冷静になれる状況を作る」ことが重要です。

何故なら人は激高すると、「感情」に「思考」を支配されてしまうからです。
「自分が何をやっているか」を分からなくなる人も多いもので、冷静に話をすれば納得してもらえることも、
怒っているときには何をしているか、我を失う人が多いからです。


「トゲトゲくん」が冷静になれた後。ゆっくり話をして、これからのことを考えていくようにしましょう。
ここで、「トゲトゲくん」と向き合う時に大切なことがあります。

それは、日常から「道理」というものを意識して生活をし、「道理」から「トゲトゲくん」を見ることです。

「道理」とは簡単に言えば、「何が正しくて、何が正しくないか」といったものです。

生活や仕事の中で、誰かが「トゲトゲ」し始めると。
「トゲトゲ」を腫れもの扱いし「何が正しいか」ではなく、
「その人を抑えるにはどうすればいいか」が中心になって話題が進むようになることがあります。

「この人、すっげえトゲトゲして八つ当たりしている。でも、指摘するのめんどくさいし、我慢しておこう」
とか
「今日は疲れてるのかしら。怒りやすいっぽいから、とにかく間違っていても肯定してあげよう」
といってことを考える人が、増えてしまうんですね。

…冒頭に書いたように、人が「トゲトゲくん」になったら、冷静になるまで刺激をしないことが大切です。

しかし、だからといって。その流れで、「トゲトゲくん」が行っていることすべてを、正当化してはなりません。

感情的になっている状態の人に対して、なんでも肯定すると。
「トゲトゲくん」は「わがまま」になり、正しさを失い続けてしまいます。

だから、激高している人が「冷静さ」を失っているときには、

「一度、頭を冷やさないか」と提案したり、「ちょっと時間をおこうよ」と話をするのがいいと思います。

それでも、相手が激高している場合は、「相当に怒っている」か「単なるわがまま」になっている状態なので、
一度無理にでも距離を置こうとし、様子を見るのがいいでしょう。

もしそのときに。
「トゲトゲくん」が「論理的な話(何が原因で怒っているのか、どうしてこんなにも怒っているのか)」をしてくるのであれば、
それは相手が、感情に思考をコントロールされていない状態だと思いますので、一緒にお話をするのがいいと思います。

逆に。
「トゲトゲくん」が「感情的な話(お前に冷静になれと言われる筋合いはない、何をしたのかわかっているのか)」をしてくるのであれば、
それは相手が「対等に話をしよう」としている訳ではないので、距離を置くべきだと思います。

こういった「判断」ができるようになるためには、「基準」となる価値観が必要です。それが「道理」なのです。

相手がどんな状態でも「正しいことをいっているのか、どうなのか」を自分で考えられることが、問題解決の一歩になります。
こういった「価値判断」ができなくなると、一方的に言い分を押し付けられる…所謂「モラハラ」を受ける状態になるのです。


こう書くと「トゲトゲくん」が悪い人のように思われますが、誰だって「トゲトゲくん」になる可能性はあるものです。
日常のストレスが溜まれば溜まるほど、人は感情に心を支配され、少しずつ冷静な判断ができなくなっていきます。

冷静さを失い、自分をコントロールできなくなる前に…「トゲトゲくん」になってしまう前に必要なことは、
早い段階で自分が関わっている人に「疲れた」といって、意図して自分を休ませることだと思います。

ちょっとずつ、イライラに支配されてきたときに。
「今日はゆっくりするね」と周りに宣言をして「トゲトゲくん」にならないようにするのです。

感情に心が支配されているときには、作業の効率は落ち、他人の行動を冷静に評価することができなくなります。
ですので、無理をして「トゲトゲくん」状態で物事を進めても、良い結果は産むことができません。
悪い思考ばかりが自分を占めることになり。その結果、悪い結果ばかりを引き寄せてしまう訳です。

そうなる前に。
まずは「トゲトゲくん」を未然に防ぐことが大切なのです。


まずは、感情に心を支配されて「トゲトゲくん」にならないようにすること。
見つけた「トゲトゲくん」は、冷静になるまで待ってあげること。

そして、「トゲトゲくん」から脱することができたときに、
「その人が行っていることは、人間として正しいのかどうか」をきちんと判断をすること。

これが、不条理な心を押し付けたり、押し付けられたりすることから回避するための秘訣です。

今、何かと「ストレス」を貯め込みやすいご時世ですが、慌てずに対処し。
こころの穏やかさを保持していきましょうね。

※本文中の体験談には、フィクション要素が含まれることがあります。
※これは特定の誰かを責めたり、断定をしたりすることを避けるためです。

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彗光(すいこう)

早稲田大学人間科学部卒。
在学中に「貧困」など、人への助力について学ぶ。
卒業後、ビジネスで困っている人を助けるために、提案営業として就職。
その後、ビジネスを超えて人の力になりたいと思い、独立。
「空のみちしるべ」を立ち上げる。

並行して「なんとなく、人の知りえないことが分かる」というぼやっとした力を、自分で学び解析し安定して扱う方法を解明。
現在は人生相談に乗りながら、霊能力や占いについての指導を行っている。

霊視経験 約20年。
参考にした著書 40冊以上(エスター・ヒックス、ハリー・エドワーズ、バーバラ・ブレナン、ベティ・シャイン、トーシャ・シルバーなど)

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